「アゴのように飛躍を」 諫早のライムイシモト、平戸海関に化粧まわし贈呈

化粧まわしを受け取った平戸海関(右)=大阪府寝屋川市

 大相撲春場所を前に、板金工事などを手がけるライムイシモト(諫早市)は6日、さらなる飛躍を願いアゴ(トビウオ)をあしらった化粧まわしを平戸海関(23)=平戸市出身、境川部屋=に贈った。
 同社の石本惣治会長(77)は長崎県立諫早農業高出身の境川親方と知人関係にあり、「真っ向勝負で挑む」平戸海関の大ファン。今年で創業90年を迎える記念として、化粧まわしを贈呈することにした。平戸が漁獲地の一つとして知られ、海面上を滑空するアゴの勇姿に、平戸海関と会社の飛躍への願いを込めた。
 春場所が開かれる大阪の境川部屋宿舎に、京都県人会の長谷川忠義会長らが訪れ、本人に手渡した。西前頭4枚目として臨む平戸海関は「化粧まわしは柄も格好良く、本当にうれしい。今場所は勝ち越しが最大の目標で、そのためには三役を倒さなければならない。調子もいいので頑張りたい」と抱負を述べた。石本会長は取材に「今の相撲に磨きをかけ、昇進を果たしてほしい」とエールを送った。

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