“名店”の味をそのままに 「岡山・津山ラーメン麺屋大輔」発売 地元の活性化につながれば/岡山・津山市 

観光土産や郷土特産品の卸売り・企画を行っているタナベ(岡山県津山市、田邊久人社長)は、県内屈指の人気ラーメン店「麺屋大輔」=津山市東一宮=監修の「岡山・津山ラーメン麺屋大輔」を発売した。名店の味をそのままに、各家庭で好きな具材を入れて楽しめる品となっている。

商品は看板メニュー「特製とんこつラーメン」のくせの無いまろやかな濃厚さが特徴のスープと、のど越しの良い極細麺を再現。また、「津山市のPRにもなれば」という店主・片山大輔さん(45)=戸島=の意向により、パッケージには津山城を採用し、津山市の紹介文を掲載している。

生麺とスープ3食分を1セットで、税込み1080円で販売。9日ごろに同店や道の駅久米の里=宮尾=、津山観光センター=山下=、にぎわい交流館=横山=などの店頭に並ぶ。

製造は日本各地の人気ご当地ラーメンの商品開発を行う香川県の麺類製造会社・久保田麺業が手がけており、田邊社長は「まずは津山圏域、県北の販売店、将来的には県南や県外への販路拡大も視野に入れている」という。片山さんは「商品をきっかけに多くの人が津山市に訪れるようになれば。地元の活性化に少しでも役立てたら幸い」と話している。

同店は2003年6月に開業。特製の「とんこつラーメン」のほかに、「しおラーメン」も提供しており、いずれもその味わいの深さで地域住民や県内外の愛好家たちから支持を獲得。連日行列ができるほどの人気ぶりで各社のグルメガイドブックで紹介されている。

商品の販売に関する問い合わせは、タナベ(TEL:0868-57-3145)、製造に関する問い合わせは、久保田麺業・お客様相談窓口(TEL:0120-23-2316)で受け付けている。

パッケージに掲載された津山城と津山市の紹介=岡山県津山市で

岡山・津山ラーメン麺屋大輔を販売する田邊社長(左)と監修をした麵屋大輔の店主・片山さん(右)

© 津山朝日新聞社