「ケアラー」の支援強化へ有識者が意見交わす 栃木県ケアラー支援推進協議会

とちぎテレビ

障がい者や高齢者など、日常的なサポートが必要な家族を支える「ケアラー」を支援するための協議会が開かれ、新年度の新しい事業案が示されました。

「栃木県ケアラー支援推進協議会」の4回目の会議が7日、県の公館で開かれ、16人の委員と担当の職員が参加しました。

今回の会議では、前回までの議論などを踏まえてまとめられたケアラー支援推進計画の案が示されました。計画案には県内のケアラーの実態や課題、それらに対する取り組みについてがまとめられています。

また、県が新年度取り組んでいく、ケアラーを支援するためのガイドラインの作成や、在宅療養患者の世話をする家族などが、自分自身の時間を取るための訪問看護といった事業も報告されました。

そのうち、ケアラーへの理解を促進する事業の一つとして、県が作成したドラマ仕立ての動画もお披露目されました。映像は、県のホームページとYouTubeで3月7日から公開されています。

委員からは「ケアラーが気持ちを話せる場が身近なところにある社会を作ってほしい」、「県内の訪問看護ステーションの足並みを揃えることが重要」といった意見があがりました。

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