ロシアの体操男女がパリ五輪出場権を獲得できなかったとタス通信が7日、報じた。五輪予選を兼ねるワールドカップ(W杯)シリーズ4大会のうち、3大会にエントリーせず、五輪出場権獲得に必要なポイントを得られなくなった。
体操は、ウクライナに侵攻したロシアとそれを支援するベラルーシが除外されていた2022年と23年の世界選手権で五輪枠の大部分を決定。国際体操連盟(FIG)は両国勢が個人資格の「中立」選手として今年1月から復帰することを容認したため、W杯で五輪切符を獲得する可能性が生まれていた。
欧州連盟はFIGの方針を拒否しており、両国勢は大陸別予選の欧州選手権に出場できない。(共同)