2015-16シーズンのプレミアリーグで優勝を成し遂げて“ミラクルレスター”とも称されたレスターが、来季に勝ち点を剥奪されるかもしれない。
イギリスメディア『スカイスポーツ』は「レスターがプレミアリーグの利益と持続可能性の規定に違反した疑いで告訴されている」と報道。来季には勝ち点剥奪という現実に直面する可能性があることを示唆した。
レスターは今月末に公表される昨季の決算にて、過去3シーズンにおいて許容される損失額1億500万ポンド(約199億円)を超えることが判明するとみられている。『スカイスポーツ』によると、レスターは来週にもプレミアリーグから正式に起訴される見込みだという。
しかし、あくまで処分が下る可能性があるのは来季になる模様。今季中の処分とならないのは、昨夏のルール改定後にレスターの降格が決定したためだ。なお、プレミアリーグでは利益と持続可能性の規定に違反したとされる件が多数発生しており、すでにエヴァートンやノッティンガム・フォレストが起訴されている。
今季はEFLチャンピオンシップ(イングランド2部相当)を舞台に戦っているレスターは、36試合を消化して勝ち点「81」を獲得。首位に立っており、1年でのプレミアリーグ復帰に向けて着実に歩を進めているところだ。