米陸軍兵、国防情報漏えいで起訴 香港の人物接触、見返りに賄賂か

 【ニューヨーク共同】米司法省は7日、香港在住とされる人物に国防情報を漏らし、14回にわたって計約4万2千ドル(約620万円)の賄賂を受け取ったとして、米陸軍のコルベン・ショルツ情報分析官が南部テネシー州の連邦大陪審に起訴されたと発表した。中国軍の戦略分析や米国の兵器に関する内容が含まれていたという。

 起訴状によると、ショルツ被告は2022年6~7月、香港に住み、政治コンサルタント会社勤務を自称する人物から接触を受けた。米国がロシアのウクライナ侵攻からの教訓を台湾防衛にどう活用するのかをまとめるよう依頼され、見返りに200ドルを受け取った。

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