【鹿島】ポポヴィッチ監督が古巣・町田戦を前に「歴史に残る成功を収めた町田に、おめでとうと伝えたい」。一方「攻撃的で魅力的な鹿島のサッカーで勝ちにこだわる」

「相手を必要以上に考えすぎないことが重要」

[J1 3節]町田 – 鹿島/2024年3月9日14:00/町田GIONスタジアム

J1リーグ鹿島アントラーズのランコ・ポポヴィッチ監督が3月8日、オンラインによる取材に応じて、翌日のFC町田ゼルビアとの一戦に向けて抱負を語った。通算4シーズン戦った古巣のJ1昇格1年目、自身も鹿島の監督として日本に戻って来て、この一戦を迎える。

2011年と2020年から2022年までチームを率いて現在の町田の土台を築いたと言えるポポヴィッチ監督は冒頭、「歴史に残る成功を収めた町田に、おめでとうございますと伝えたいです。今でも多くの友人がいますし、再び野津田で試合できることを嬉しく思います」と、町田のクラブ史上初のJ1昇格をたたえた。

もちろん、今はアントラーズの監督である。ポポヴィッチ監督は勝負へのこだわりを口にする。

「相手を必要以上に考えすぎないことが重要だと考えています。大事なのは、私たちのサッカーをしっかりやる。彼らのやりたいことに付き合ってしまえば、相手ペースになってしまいます。相手のペースにならないように、我々のサッカーをやっていくこと。それができれば、結果を得られるのは私たちだと考えています」

開幕から1勝1分と勝点4同士の対戦になる。言える範囲での、町田への対策についても語る。

「彼らはやりたいことをよく理解し合っている、意思統一されたチームだと思います。ペースの掴み合いのところで、彼らは自分たちの時間でなくても、何をしなければいけないかを理解し合っています。ロングスローやセットプレー……そこで上手く時間を使うなどしたたかにできるチーム。そのサッカーの好き嫌いに関しては、それぞれ意見があると思いますが、やるべきことを徹底してくるチームだと捉えています」

ポポヴィッチ監督は「4年間町田に関わり、特別な思いはもちろんあります」と言い、そして「攻撃的で魅力的な鹿島のサッカーを、勝ちにこだわる姿勢を野津田で見せたいです」と語って視線を光らせた。

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無敗をキープするのはどちらか? 町田対鹿島の一戦は3月9日14時から、町田GIONスタジアム(通称:野津田)で行われる。

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