栗山英樹氏がレイズのキャンプ地を訪問 キャッシュ監督らと交流

日本時間3月8日、昨年のワールド・ベースボール・クラシックで侍ジャパンを優勝に導いた栗山英樹氏がレイズのキャンプ地を訪問した。「勝利の文化を築き上げるという点において、レイズがどんなことをしているのか、いつも見てみたいと思っていた」という栗山氏。MLB公式サイトのジョー・テレーザ記者によると、今回の訪問はレンジャーズのGM時代に栗山氏と関係を築いたジョン・ダニエルズ(野球運営部門のシニアアドバイザー)の仲介によって実現したようだ。

栗山氏はレイズが3対2で勝利を収めたフィリーズとのオープン戦で臨時コーチとしてベンチ入り。試合後、レイズのケビン・キャッシュ監督は「幸運にも彼と話すことができた。選手について、試合中の戦略について、準備の仕方について、様々なことを話したよ。もちろん違いはあるけれど、似ている部分もたくさんあった」とコメント。「素晴らしい時間だった。勝つ可能性が上がると思うから彼が試合の指揮を執るべきかもね」とジョークも交えながら栗山氏との交流を振り返った。

今季マイナー契約でレイズに加わった上沢直之にとって、栗山氏は日本球界での恩師の1人である。上沢は「常に選手の味方でいてくれて、選手が活躍できる環境を作ろうとしてくれる。素晴らしい野球人であるだけでなく、それ以上に1人の人間として素晴らしい人。いつも尊敬している」とコメント。キャッシュ監督は「彼は日本でとても尊敬されている人物だ。上沢も彼のことを絶賛していたから握手するのが楽しみだったんだ」と語った。

栗山氏は「勝利の文化」を築くことについて「監督をしているときに常に考えていたこと。だから、今日はレイズの人々からそれを学びたかった」とコメント。また、自身の野球哲学について尋ねられた際には「選手を信じること」を挙げ、フィールド上で競争して常に勝とうとしている選手たちを信じて選手たちの味方でいることの重要性を強調した。

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