大坂なおみ、元世界5位にストレート勝ちで初戦突破。ツアー初優勝の大会で幸先のいいスタート[BNPパリバ・オープン]

大坂なおみ、元世界5位のエラーニを下して2回戦へ

現地3月7日、女子ツアー「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/WTA1000)シングルス1回戦が行われ、大坂なおみ(フリー/世界ランク287位)は予選勝者のサラ・エラーニ(イタリア/同100位)と対戦。6-3、6-1のストレートで下し、2回戦進出を果たした。

昨年7月に第1子となる娘を出産した26歳の大坂は、今季開幕戦となった「ブリスベン国際」(オーストラリア・ブリスベン/WTA500)で約1年3ヵ月ぶりにツアー復帰。

その後、「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン)、「ムバダラ・アブダビ・オープン」(アラブ首長国連邦・アブダビ/WTA500)では初戦敗退だったが、4戦目となった「カタール・トータルエナジー・オープン」(カタール・ドーハ/WTA1000)で8強入り。試合を重ねるごとに調子も上向いてきた。

復帰5大会目となる今大会は、2年ぶり5度目の出場。2018年大会ではマリア・シャラポワやアグニエシュカ・ラドワンスカ、マリア・サッカリー、カロリーナ・プリシコワ、当時世界1位のシモーナ・ハレプを撃破した大坂は、決勝でダリア・カサトキナを6-3、6-2で破って、ツアー初優勝を果たした思い出の大会となっている。

初戦では元世界ランク5位で2012年の全仏オープン準優勝者のエラーニと対戦。試合序盤、大坂は自身の力のあるショットをコントロールしきれず、先にリードを許す展開となったがすぐさまブレークバックし追いつく。第8ゲームで再びチャンスが訪れると、大坂のバックハンドの逆クロスが決まって遂にリード。そのまま6-3で第1セットを先取する。

第2セットでも互いにブレークポイントを握る中、大坂が確実にチャンスをものにして0-1から6ゲームを連取。試合時間1時間9分のストレート勝利で2回戦に進出。大坂にとってこの日の勝利はWTA1000で通算50勝目となった。

2回戦で大坂は第14シードのリュドミラ・サムソノワ(同15位)と対戦する。

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