通訳機を手がけるポケトーク（東京）は8日、2025年中の株式市場上場を目指すと発表した。東京証券取引所の最上位のプライム市場や米ナスダック市場を検討している。インバウンド（訪日客）需要が膨らんでおり、調達した資金を新製品開発や人材確保に充てる。欧米を中心に海外展開も強化する。
上場時の時価総額は1千億～1500億円を見込む。親会社のソースネクストは、上場後もポケトークを連結子会社とする。
ポケトークの小型端末の通訳機は、話しかけると人工知能（AI）が音声やテキストに翻訳する。端末の累計出荷台数は22年12月時点で100万台を突破した。
