漫画家・鳥山明氏、急性硬膜下血腫により逝去…「ドラゴンボール」をはじめ『ドラクエ』や『クロノ・トリガー』など数々のキャラクターデザインを手掛ける

漫画家・鳥山明氏、急性硬膜下血腫により逝去…「ドラゴンボール」をはじめ『ドラクエ』や『クロノ・トリガー』など数々のキャラクターデザインを手掛ける
ドラゴンボール公式サイトより

株式会社バード・スタジオならびに株式会社カプセルコーポレーション・トーキョーは、漫画家の鳥山明氏が3月1日に急性硬膜下血腫により逝去したことを発表しました。

◆堀井雄二氏もコメント寄せる

鳥山明氏は「Dr.スランプ」や「ドラゴンボール」などの漫画作品をはじめ、『ドラゴンクエスト』シリーズや『クロノ・トリガー』のキャラクターデザインを手掛けてきました。葬儀は近親者のみにて執り行い、本人の意向により、弔問・香典・供物・献花その他は辞退するとしています。

少年ジャンプ公式サイトでは、『ドラゴンクエスト』シリーズ生みの親である堀井雄二氏がコメントを寄せています。

<堀井雄二さん>

本当に、あまりに突然な鳥山さんの訃報で、まだ信じられない気持ちでいっぱいです。
鳥山さんとは、ボクが少年ジャンプのライターをやっていた頃からの知り合いで、担当編集者の鳥嶋さんの勧めもあり、ドラゴンクエストを立ち上げる時に、彼にゲームの絵を頼むことにしました。
あれから37年余り、登場人物のキャラクターデザイン、モンスターデザイン、とても数えきれないほどの魅力的なキャラを描いていただきました。
ドラゴンクエストの歴史は、鳥山さんのキャラデザインとともにありました。
鳥山さん、故すぎやま先生は、ドラゴンクエストを長きに渡って作ってきた仲間でした。
亡くなってしまうなんて‥‥。
これ以上、なんて言えばいいのか言葉になりません。本当に、本当に、残念です。

ドラゴンクエストゲームデザイナー 堀井雄二

以下、発表全文

ファン、関係者の皆さまへ

突然のご報告になりますが、漫画家・鳥山明は2024年3月1日、急性硬膜下血腫により永眠しました。68歳でした。

熱心に取り掛かっていた仕事もたくさんあり、まだまだ成し遂げたいこともあったはずで、残念でなりません。

ただ、故人は漫画家としていくつもの作品を世に残して参りました。
多くの世界中の方々に支持していただき、45年以上にわたる創作活動を続けることができました。
これからも鳥山明唯一無二の作品世界が、末長く皆様に愛され続けることを切に願います。

生前のご厚誼に深く感謝し、ここに謹んでお知らせいたします。

なお、葬儀は近親者のみにて執り行いました。
静謐を望む本人の意向により、ご弔問・ご香典・ご供物・ご献花その他はご辞退申し上げます。
家族への取材等につきましてもお控えいただけますよう、ここにお願い申し上げます。
今後のお別れの会等については未定ですので、決まり次第お知らせいたします。
何卒ご理解を賜りますようよろしくお願いいたします。

2024年3月8日
株式会社バード・スタジオ
株式会社カプセルコーポレーション・トーキョー

© 株式会社イード