人気展覧会の第3弾 特別展『大哺乳類展3―わけてつなげて大行進』標本約500点で哺乳類の不思議に迫る

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国立科学博物館では3月16日(土)より、特別展『大哺乳類展3―わけてつなげて大行進』を開催する。大好評を博した「大哺乳類展」の第3弾で、今回は「分類(=わける)」と「系統(=つなぐ)」がテーマ。現在6500種あるという哺乳類がどのように進化してきたのかを、500点を超える標本による圧巻の展示で紹介する。

哺乳(母親がお乳で子供を育てる)、二心房二心室の心臓、3つの耳小骨などの特徴を持つ哺乳類は、様々な環境に適応させながら、多様な姿を獲得してきた。それらは生物の特徴から「分類」され、その種がどのような順序で誕生したかを探る「系統」により、深く理解されることになるのだが、近年はDNA解析などの研究の発展により、今までの定説が次々と覆されているという。同展では「見た目は似ているけれど本質は違う」フクロモモンガとムササビ、「見た目は似ていないけれど本質は同じ」コビトカバとスジイルカなど、哺乳類の進化の不思議に迫っていく。

圧巻の展示は、約200点の剝製標本が関係性の近いグループごとに行進する「哺乳類大行進」。外見の似ている点と異なる点を、目で見て具体的に楽しむ展示となっている。また見た目でわからない部分は、骨格や内臓などの標本を見比べる「実物図鑑」で紹介する。なかでもカナダのロイヤルオンタリオ博物館が所蔵する、シロナガスクジラの心臓は、実物大のレプリカで登場。現在における地球最大の生き物のそれであるだけに、圧倒的なスケールだ。

音声ガイドのナビゲーターは、人気アニメ『呪術廻戦』で伏黒恵役を演じる声優の内田雄馬。またコラボグッズとして展開する描き下ろしのアートワークは、画家のヒグチユウコ、イラストレーター・まんが家・アニメーターのにしむらゆうじ、アーティストのMAIJEL GRAPHが担当する。さらに音楽グループいきものがかりの楽曲「喝采」が展覧会を盛り上げる。

<開催概要>
特別展『大哺乳類展3-わけてつなげて大行進』

会期:2024年3月16日(土)~6月16日(日)
会場:国立科学博物館
時間:9:00~17:00、土曜、4月28日(日)~5月6日(月・祝)は19:00まで(入場は閉場30分前まで)
休館日:月曜(3月25日、4月1日、4月29日、5月6日、6月10日を除く)、5月7日(火)
料金:一般・大学2,100円、大高中600円
展覧会公式サイト:
https://mammals3.exhibit.jp

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