“アンダードッグ”の逆転劇に警戒怠らず…先勝のミラン指揮官「彼らは人生を賭けた試合をしてくる」

ミランを率いるステファノ・ピオリ監督が、7日のスラヴィア・プラハ戦を振り返った。同日、イタリアメディア『スカイ・スポーツ』が伝えている。

チャンピオンズリーグ・グループステージを3位で終えた後、ヨーロッパリーグ・プレーオフを勝ち上がったミランは、ラウンド16でスラヴィア・プラハと激突。7日のファーストレグでは、チェコの名門を本拠地『サン・シーロ』に迎えると、FWオリヴィエ・ジルーの先制点を皮切りに4ゴール。結局、ミランは4-2で先勝を奪っている。

相手に退場者が出て、前半26分以降は数的優位となったミラン。そのなかで、セットプレーの流れから2失点を喫したことについて「大きなミスではないが、小さな気の緩みがあった」と語ったピオリ監督は、「もっと何かを生み出さなければならなかった。彼らは11人で自陣に構え、10人になってからはよりスペースを閉ざしていた。スピードが必要だったね。ただでも、大事なのは勝つことだ」と試合を振り返った。

また、来週のセカンドレグにも言及。ファーストレグではカウンター狙いの戦術を取ったスラヴィア・プラハが、前に出てくると睨む同指揮官は「戦術的なキャンバスは変わるだろう。彼らは(最低でも)2ゴールを決めなければならず、我々を待ち構えるというプランを取ることはできないはずだ。今夜、良いチームであることを示したわけで、セカンドレグでも再度証明しようとするだろうから、我々も準備を怠ってはならない。まず間違いなく、彼らは人生を賭けた試合をしてくる」と逆転劇を狙う“アンダードッグ”に気を引き締めている。

2点のアドバンテージを有したミランが敵地に乗り込むセカンドレグは、日本時間15日の2時45分にキックオフを迎える。

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