「チャンスで決め切れた」 西村優菜は通算2アンダーで決勝へ

キャディさんとの身長差(Zhizhao Wu/Getty Images)

◇米国女子◇ブルーベイLPGA 2日目(8日)◇鑑湖ブルーベイGC(中国)◇6675yd(パー72)

西村優菜は通算2アンダーとホールアウト時点で18位前後につけ、予選通過を確実にした。

午前組でイーブンパーの43位からスタート。5番でボギーを先行したが、7番から3連続バーディを奪い、2アンダーでハーフターン。後半も13番でボギーを喫したが、16番(パー3)でアイアンショットをピン1mにつけてスコアを戻した。

最終ホールで強気に攻める姿勢がうかがえた。17番で2mのチャンスをカップに嫌われた後、18番は上り7mのスライスライン。カップ向こう側に“壁ドン”し、ボールが跳ねるほどの強めに打って、パーフィニッシュ。強風の中で4バーディ、2ボギーの「70」とスコアを伸ばした。

中継局WOWOWのインタビューで「前半は流れが悪かったけど切り替えて、チャンスについたところを決め切れました」と、前半を3連続バーディで締めたことに満足そう。後半は「10番は(2打目が)3番ウッドでも届かないので、割り切っていました。3ホールを耐えられれば、その後にチャンスが来るかなと思っていました」と、難度の高い10番からの3ホールをパーでしのぎ、流れを崩さなかった。

今季は初戦「ホンダLPGAタイランド」が54位だったが、前週「HSBC女子世界選手権」は尻上がりに調子を上げて3位。2週連続のトップ10はもちろん、優勝争いも視野に入れて大会を折り返した。残り2日に向けて「きょうはずっとカットラインを気にしながらでしたが、最後まで集中できた。ショットも悪くないので、集中してやりたい」と話した。

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