「つい感情が高ぶってしまった」部下の隊員らの胸ぐらつかむ暴行・威圧的な言動によるパワハラ行為 第1地対艦ミサイル連隊の男性隊員 停職4日の懲戒処分に

第1地対艦ミサイル連隊がある北千歳駐屯

停職4日の懲戒処分を受けたのは、北海道千歳市の陸上自衛隊 第1地対艦ミサイル連隊に所属する3等陸佐の50代の男性隊員です。男性隊員は2021年10月ごろから2022年5月ごろまでの間、執務室などで複数の部下の隊員に威圧的な言動で指導し、精神的苦痛を与えるとともに職場環境を悪化させるパワハラ行為を行いました。また2021年10月と11月にも演習場などで部下の隊員の胸ぐらをつかむ暴行を加えました。防衛省内に設置されている「ハラスメント相談窓口」に通報が寄せられ、パワハラ行為が発覚。3月8日付で男性隊員は停職4日の懲戒処分となりました。男性隊員は「部下を指導する際につい感情が高ぶってしまいました。ハラスメントの意図はありませんでした」と話しているということです。岡村修 第1地対艦ミサイル連隊長は「この度の事案を受け、今後は隊員指導、特に部下隊員を指導する立場にある幹部自衛官の指導の徹底をはかり、より精強で健全な部隊の育成に邁進してまいります」とコメントしています。

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