「日本が世界一の野球大国であることに異論はない!」日本代表の“完全リレー”にMLB記者も熱視線!“選手層の厚さ”を世界に示す

改めて侍ジャパンの“選手層の厚さ”を感じさせた2日間だった。

3月6、7日、京セラドーム大阪で「カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024」欧州代表との強化試合を行なった日本代表。初日は5対0、2日目は2対0で白星を飾り、11月に開催を控える「WBSCプレミア12」に向けて確かな手応えを得た。

2戦目をチェックしたMLB公式『MLB.com』のマイケル・クレア記者は、「日本が世界一の野球大国であることに異論はない」と称えたうえで、「今朝(米時間)、欧州選抜を相手に日本の投手陣はパーフェクトゲームを達成した」と伝えた。

メジャーリーガーを日々追うクレア記者が侍ジャパンを絶賛した訳は、若手中心のメンバーにもかかわらず、零封リレーを成し遂げたからだ。金丸夢斗、中村優斗といった2人の大学生で3回まで無失点で凌ぐと、続けてマウンドに上がった松山晋也、渡辺翔太、隅田知一郎、種市篤暉もその流れにのり、欧州選抜を退けた。
試合後、欧州選抜を率いたマルコ・マッツィエーリ監督は金丸に対し「彼は大学生ピッチャーだ。でも彼を見てごらん!速球は95マイル(約152.9キロ)を超えているし、スプリッターとチェンジアップでストライクを取る。いいピッチャーだね」と賛辞を贈っていた。

昨年WBCで金メダルを獲得したメンバーもいたものの、大学生など若手を積極的に起用した井端ジャパン。その選手層の厚さは、世界の関係者からも高く評価されているようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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