農家への転職を考えている人たちの移住を後押ししようと、千葉県一宮町の農園で3月8日、農家の仕事や生活を紹介する見学会が開かれました。
見学会は農業を始めたい人たちを支援している茂原市の「長生農業独立支援センター」が 開催したもので、都内や県内の都市部に住む人など約10人が参加しました。
参加者らははじめに、一宮町で35年ほどナシを栽培しているという高師秀一さんの農園を訪れ、仕事の内容や動物の被害について積極的に質問していきました。
参加者らはその後、近くの選果場に移動し、担当者の案内を聞きながら栽培された農産物が市場に出荷されるまでの流れを学びました。
主催者は、「パンフレットでは伝わらない地域の魅力を体感し、長生地域での就農を考えてもらいたい」と話していました。
参加者は―
「80歳くらいまでバリバリ稼ぎつづけたいと思い(就農を考えている)。後継者も徐々に不足しているとのことで、新規参入にとってはチャンスだと感じた」