米国とスウェーデン政府は2024年3月7日、スウェーデンが米欧による世界最大の軍事同盟、北大西洋条約機構(NATO)に正式加盟したと発表した。
スウェーデンは約200年にわたって軍事的中立を維持していた
スウェーデンのクリステンション首相は7日、ワシントンの米国務省を訪問し、NATO加盟に必要な文書をブリンケン国務長官に手渡した。
23年4月のフィンランド以来の新規加盟で、NATOは32か国体制となった。
スウェーデンは約200年にわたって軍事的中立を維持してきたが、ロシアのウクライナ侵攻を受け、22年5月にNATO加盟を申請していた。
米国のバイデン大統領はXで
「今日、私はスウェーデンをNATOの32番目の同盟国として歓迎できることを光栄に思う。
75年前、NATOが設立されたとき、トルーマン大統領は、同盟は『侵略と侵略の恐怖に対する盾を作り出すだろう』と述べた。
その盾、そして大西洋を越えた安全保障はこれまで以上に強力になっている」
と加盟を歓迎した。