侍ジャパン・田村俊介(広島カープ)初スタメン初ヒット 欧州代表戦 6投手で “完全試合リレー”

6日、広島カープ勢の活躍もあり、ヨーロッパ代表に勝利した侍ジャパン。7日も京セラドームで第2戦を戦いました。

侍ジャパンの5番・レフトは、侍初スタメンのカープ・田村俊介 。二十歳のブレイク候補の第1打席は、2回。初球をたたいた強烈な打球でサードのエラーを誘うと、全力疾走で一気に2塁を陥れます。

その後、3塁まで進むと、6日の 坂倉将吾 に変わってキャッチャーのスタメンに入った山本の犠牲フライで先制点のホームを踏みます。

侍ジャパンの先発は、関西大学3年生の 金丸夢斗 。現役大学生のサウスポーが、衝撃のピッチングを披露します。1回にコントロール抜群の変化球を駆使して、三振2つ、2回にも絶妙にコントロールした変化球で空振り三振を奪うと、今度は151キロのストレートで空振り三振。2イニングを4奪三振、無四球、無失点。

来年にはもしかしたらカープのユニフォームを着ていたりして…と楽しみにしてしまうほど、圧巻のピッチングを展開します。

田村は3回、2アウト・ランナー2塁・1塁のチャンスで打席へ。クリーンナップとしての仕事を期待されますが、力みが取れず、体勢を崩されてしまいます。

5回からは前の試合にセカンドとショートでフル出場した 小園海斗 がサードで途中出場。フライをなんなくさばきます。

6回、この日の初打席は、ヨーロッパ代表の変則投手シューラーにタイミングをはずされて三振。

続くバッターは、小園と情報交換をして臨む田村。粘り腰でとらえたボールは三遊間へ、これが、うれしい侍初ヒットとなります。

坂倉と森下と栗林は、この日の出番はありませんでしたが、若きバッテリーたちが、6人の継投で一度も、誰も出塁を許さない “完全試合リレー” を達成。侍ジャパンは、ヨーロッパ代表相手に2連勝を飾りました。

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