【中学受験の塾選び】グノーブルの特徴と費用(2024年度版)

グノーブル

「中学受験の塾選び」をテーマに、大手5塾に加え、それぞれの特色で生徒数を伸ばす新興2塾について、特徴や費用、カリキュラムなどを紹介する。今回はグノーブルについて見ていこう。

グノーブルの特徴

グノーブルでは、生徒ひとりひとりが能動的に学習に取り組み、考える楽しさや知る喜びを積み重ねる場である「教室での対面授業」を指導の原則とし、経験豊かな講師たちの手によって作られる最新の入試傾向にあわせたオリジナルの教材とテスト、能力や志望校に合わせたクラス編成等、志望校の合格に向けて常に生徒の側に立った指導を行ってる。

こうした方針の元で作成されているカリキュラムはすべてホームページ上で公開している。おもな特徴は次のとおり。

グノーブルでは、当日の授業内容や家庭で学習すべき問題をまとめたオリジナルテキストが毎回の授業ごとに配布される。授業を担当する講師たちによって毎年改訂が行われるため、最新の入試傾向に則した内容になっている。

通常の授業に加えて、5年生以降は時宜に応じて学校別対策の授業を実施している。特に6年生の9月からの日曜特訓・曜日別特訓では、最難関中の合格のためのクラス編成を行い、志望校の合格のために特化した教材を使用している。

通塾の頻度と時間帯

1~3年生は原則週1回(2年生のみ月1回土曜日に選択制の理科・社会を開講)。4・5年生は週2回。6年生は2~7月まで週3回、9月~翌1月までは週4回。

なお、校舎によって上記とは異なる時間帯で実施している場合もあるためホームページを参照のこと。

入塾のおすすめ時期

入塾のタイミングとして多く選ばれているのは、新4年生(3年生)の2月から。この時期から通塾日も2日に増え、カリキュラムやテストもより受験を意識したものになる。

ただし本格的な受験勉強が始まる前に、学習自体の興味、学ぶことの楽しさを数多く経験することで、積極的に学習に取り組む姿勢を作り、よりスムーズに中学受験の学習に臨めるようになる。そうした意味で、週1日である3年生以前の学習機会を入塾のタイミングとして捉えて通塾するケースも多い。

入塾前の「入室テスト」「体験授業」の有無とその費用

入室テストは原則的に各月ごとの日曜日に実施している(無料)。入室テスト日に都合が悪い場合は、入室希望の校舎に連絡すれば、イレギュラーテストを受けることもできる。入室テストの合格者は体験授業を受けることができる(無料)。

入塾後の「テストの実施頻度」

授業内に実施するいわゆる復習テスト以外のテストについては次のとおり。

1クラスあたりの定員とクラス分け

学年や講座内容にもよるが、1クラスは概ね15名程度が最大定員であることが多い。

クラス分けについて、1・2年生は入室テストを参考に適宜、3年生は年5回の実力テストを参考にクラス分けを行う。4年生以降は原則的に毎月テストを実施し、その結果に基づいて学力別のクラス分けを行う。6年生の志望校別の特訓授業においては、志望校に応じたクラス分けを行う。

年間費用

※いずれも消費税込、費用には特別講習費(6年生は日曜特訓授業料)、授業の一環として実施するテスト費用、実力テスト、授業中のテキスト・プリント等教材費、冷暖房費が含まれる。

授業以外のサポート

保護者会・面談・対面や電話・メールなどの質問対応・マイページからの授業動画の配信・学校説明会の開催などを実施している。

近年の中学受験の傾向について

コロナ禍の影響や公立中高一貫校が増えたことにより、中学受験への関心が高まっていることは、近年の生徒数に一定の影響を与えていると考えている。

工藤めぐみ

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