ラフ族のごちそう「ヒョウタン宴」 中国雲南省普洱市

ラフ族のごちそう「ヒョウタン宴」 中国雲南省普洱市

 【新華社昆明3月8日】中国雲南省普洱(ふじ)市瀾滄(らんそう)ラフ族自治県の少数民族、ラフ族に伝わる特徴的な宴席「ヒョウタン宴」は、豊かな民族色と地域の風味にあふれている。

 ヒョウタン宴の看板料理「ラフ鶏」の作り方は、まず鶏肉を皮に薄く焦げ目がつくまで火を通す。トウガラシやニンニク、ショウガ、八角などを石臼ですりつぶし、先ほどの鶏肉と一緒に土鍋に入れ、とろ火で約10分間煮込めば完成する。

 料理はヒョウタンを器として盛り付けられ、グルメとラフ族のヒョウタン文化の融合を感じられる。

 「ラフ鶏」の他にも「ラフ豚肉炒め」「ラフ腊肉(豚の干し肉)」「ラフ竹虫(バンブーワーム)」などの料理があり、黄、白、紫色のもち米と一緒に食べると、おいしさが口いっぱいに広がり、忘れられない料理になる。(記者/陳欣波)

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