サウジ、政府系ファンドにアラムコ株8%を譲渡

Pesha Magid Yousef Saba Clauda Tanios

[リヤド 7日 ロイター] - サウジアラビアは、保有する国営石油会社サウジアラムコ株のうち8%を政府系ファンドのパブリック・インベストメント・ファンド(PIF)に譲渡した。

LSEGデータによると、譲渡した株式の評価額は約1636億ドルドル。

関係者は先月ロイターに、サウジがアラムコ株のさらなる売却を計画していることを明らかにした。ムハンマド皇太子主導の経済の多様化を目指す「ビジョン2030」計画のための資金調達に寄与する見通し。

PIFは2022年以降アラムコ株の4%を保有しているほか、さらに傘下企業を通じ間接的に4%を保有している。

国営サウジ通信(SPA)は、今回の株式譲渡でPIFの財務と格付けはさらに強固になるとしている。

株式譲渡後の政府のアラムコ株保有比率は82.186%。

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