【置き去り事件】業務上過失致死の罪問われた当時の園長と担任の初公判日程決定…遺族「重い刑を」(静岡県)

2022年、牧之原市の認定こども園で、当時3歳の女の子が通園バスに置き去りにされ死亡した事件で、業務上過失致死の罪に問われている当時の園長と担任の初公判が、4月23日に静岡地裁で開かれることがわかりました。

2022年9月、牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」で、河本千奈ちゃん3歳が通園バスに約5時間置き去りにされ、重度の熱中症で亡くなりました。

この事件をめぐり、静岡地検は2023年11月、元園長の増田立義被告と元担任を業務上過失致死の罪で在宅起訴しています。この2人の裁判については、初公判が4月23日、2回目の審理は5月15日に静岡地裁で開かれることがわかりました。

千奈ちゃんの父親によりますと、裁判には「被害者参加制度」を利用し、夫婦2人で審理に参加する予定だということです。

千奈ちゃんの父親は、Daiichi-TVの取材に対して「裁判では、これまで明らかにされてこなかった、新たな園のずさんな管理体制も明らかになると思う。全国で起きた類似の置き去り死亡事件と比較して、最も重い刑を求めたい」と話しています。

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