ジョコビッチ、5年ぶりのインディアンウェルズ大会出場に「戻ってくるのがとても楽しみだった」[BNPパリバ・オープン]

ジョコビッチ開催2週間前から入国し準備整える

現地3月7日、男子ツアー「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/ATPマスターズ1000)に5年ぶりに出場する第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク1位)が初戦を前に会見に登場。「戻ってくるのがとても楽しみだった」と語った。

36歳のジョコビッチは、男女混合の国別対抗戦「ユナイテッド・カップ」でシーズンの幕を開け、24度のグランドスラム優勝で最もタイトル数の多い全豪オープンを迎えた。しかし、結果は準決勝でヤニック・シナー(イタリア/同3位)に敗れている。

これについてジョコビッチは、昨季終盤の疲れの影響があるとし、「休養も普段の準備の時間もきちんと取れたとは思えなかった。準決勝ではヤニックのほうがはるかにいいプレーをし、初めてのグランドスラムタイトルを獲得した。当然の結果だ」と満足のいく結果ではなかったと言う。

しかし、今回は全豪オープンから1ヵ月半ほど空いており、アメリカには2週間前にすでに到着。カリフォルニア大学ロサンゼルス校での練習だけでなく、サッカーやNBA観戦とコート内外で充実した時間を過ごしている。

新型コロナウイルスの流行による渡航制限などもあり、5年ぶりに出場となるジョコビッチ。「最高の気分だ。テニスパラダイスと呼ばれるのには理由がある。選手、ファンにとっても楽しい経験となる。このスポーツを愛している人なら、誰でもこの大会を楽しんでいる。だから戻ってくるのがとても楽しみだった。5年ぶりとは時間が経つのは信じられないほど早いね」と初戦を待ちわびた。

これまで2008年、2011年、2014年から2016年までの3連覇と5度の優勝を飾っている。そして、今年はロジャー・フェデラーを超える史上最多6度目のタイトル奪取を狙う。

初戦となる2回戦では、望月慎太郎(木下グループ/同149位)を7-6(4)、7-6(6)で破ったアレクサンダー・ブキッチ(オーストラリア/同69位)と対戦する。

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