作業員をクレーンでつり上げた足場で作業させた疑い 工務店と社長を書類送検 宮城労働局

2023年3月、仙台市太白区の工務店でクレーン車でつり上げた足場から男性が転落して死亡した事故で、宮城労働局は工務店と社長を書類送検しました。

労働安全衛生法違反の疑いで書類送検されたのは太白区の型枠工事業、茂庭マル正工務店と社長の70代男性です。

茂庭マル正工務店は2023年3月、会社の敷地内で資材置き場を造る際、60代男性作業員を移動式クレーン車でつり上げた足場の上で作業させた疑いが持たれています。

男性は当時溶接作業をしていて、3メートルの高さから転落して死亡しました。

宮城労働局によりますと労働安全衛生法では、原則移動式クレーン車で労働者を運搬したりつり上げて作業させたりすることを禁止しています。

高い場所で作業する際には、高所作業車や足場を組んで作業をする必要があるということです。

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