「黄色の世界」耕作放棄地を耕し、種を蒔く “黄色い丘”でミモザ見ごろ 管理人「幸せな気分になってもらえたら」

8日は「国際女性デー」です。イタリアでは「ミモザの日」と呼ばれ、男性から女性にミモザの花を贈る日だそうですが、愛媛県伊予市内でも美しい黄色の花が見ごろを迎えています。

(山田リポーター)
「辺り一面、黄色の世界が広がっています。春の訪れを感じさせてくれる光景です」

伊予市双海町の山間にある「犬寄峠の黄色い丘」では、ミモザが見ごろを迎えていて、丸く小さな黄色い花が房となり、美しくしだれ咲いています。

また、去年の秋に地元の小学生が種を蒔いた菜の花も見ごろで、咲き揃った黄色い花の競演を楽しむことができます。

丘が一面、黄色く染まるこの時期は多いときで1日に3000人ほどが訪れるということで、8日も多くの家族連れらで賑わっていました。

(カメラ持った男性)
「カメラがいいから、(自分の)腕より綺麗に撮れる」
「やっぱこんなにきれいに咲いているところはないですね。綺麗ですね。来るだけの価値はありますよ」

(ひ孫と訪れた人)
―――ひ孫ちゃんたちと見るお花はどう?
「賑やかでいいです」

およそ2ヘクタールの花畑は、以前は耕作放棄地だった場所で、11年前から地元の住民が土地を耕して、花の種を蒔くなど手入れを続けています。

(黄色い丘を管理する松浦弘正さん(76))
「みなさんが来て「よかった」と帰ってくれるのですごく嬉しいです。幸せな気分になってもらえたらそれで十分」

黄色い丘のミモザと菜の花は、今月いっぱい楽しめそうだということです。

© 株式会社あいテレビ