3日、「2024中国（深圳）・米国（ロングビーチ）グリーンポート・低炭素海運ミーティング」の前に協力について協議する参加者。（ロサンゼルス＝新華社配信）
【新華社ロサンゼルス3月8日】米国カリフォルニア州南部の港湾都市ロングビーチで3日、「2024中国（深圳）・米国（ロングビーチ）グリーンポート・低炭素海運ミーティング」が開催された。参加者らはグリーン（環境配慮型）・低炭素型発展という共通の目標の達成に向けて、どのように協力をさらに強化していくかについて議論した。
3日、「2024中国（深圳）・米国（ロングビーチ）グリーンポート・低炭素海運ミーティング」であいさつするロングビーチ市港湾局のマリオ・コルデロ局長。（ロサンゼルス＝新華社配信）
ミーティングには、世界的な海運・物流企業やコンテナターミナル運営企業のほか、二酸化炭素（CO2）を排出しない「ゼロエミッション」の技術開発者や設備メーカーなど、60数社の代表が参加した。ロングビーチ市港湾局のマリオ・コルデロ局長は、排出量を実質ゼロにする「ネットゼロ・エミッション」や脱炭素、グリーン海運・物流などの実現に向けて、両国の交流プロジェクトに参加することを光栄に思うと表明。広東省深圳市の港湾運営会社、塩田国際集装箱碼頭（YICT、塩田国際コンテナターミナル）と協力を深めることを期待しているとした。
3日、「2024中国（深圳）・米国（ロングビーチ）グリーンポート・低炭素海運ミーティング」であいさつする在ロサンゼルス中国総領事館の彭敬参事官。（ロサンゼルス＝新華社配信）
在ロサンゼルス中国総領事館の彭敬（ほう・けい）参事官（ビジネス担当）は、ロングビーチ港は中米貿易の重要な門戸であり、2国間貿易の繁栄は、両国の製造業などサプライチェーン（供給網）の各部門に幅広い利益をもたらしていると指摘。気候面で両国の都市レベルの実務的な協力は、世界のCO2排出削減目標の達成加速に有利となるだけでなく、質の高い発展の促進にも有利であるとした。
3日、「2024中国（深圳）・米国（ロングビーチ）グリーンポート・低炭素海運ミーティング」であいさつする、ロングビーチ港周辺の環境保全を担う南海岸大気質管理区のウェイン・ナストリ執行役員。（ロサンゼルス＝新華社配信）
ロングビーチ港周辺の環境保全を担う「南海岸大気質管理区（South Coast AQMD）」のウェイン・ナストリ執行役員は、米中両国、ロングビーチと深圳の両都市が、グリーン発展の面でより緊密なパートナーシップを築くよう希望すると述べた。
3日、「2024中国（深圳）・米国（ロングビーチ）グリーンポート・低炭素海運ミーティング」であいさつする、広東省深圳市の塩田国際集装箱碼頭（YICT）の林冠豪商務行政総監。（ロサンゼルス＝新華社配信）
YICTの林冠豪（りん・かんごう）商務行政総監は、同社のグリーン発展やエコフレンドリーな経営に関する実践を紹介した。
