鳥山明さんへ「喜びで満たしてくれてありがとう」 大谷翔平の元同僚はじめ...海外ファンも追悼「寂しくなる」

漫画家の鳥山明さん(享年68)が2024年3月1日に「急性硬膜下血腫」のため死去したことが、代表作「ドラゴンボール」の公式サイトなどで8日に発表された。SNSでは、海外のファンや著名人による追悼も広がっている。

「私たちを喜びで満たしてくれてありがとう」

鳥山さんは「ドラゴンボール」や「Dr.スランプ」など多くのヒット作を世に出したことで知られる。ドラゴンボール公式サイトは鳥山さんの訃報に際して、「熱心に取り掛かっていた仕事もたくさんあり、まだまだ成し遂げたいこともあったはずで、残念でなりません」と悔んだ。

「ただ、故人は漫画家としていくつもの作品を世に残して参りました。多くの世界中の方々に支持していただき、45年以上にわたる創作活動を続けることができました」と続けると、「これからも鳥山明唯一無二の作品世界が、末永く皆様に愛され続けることを切に願います」とコメントしている。葬儀は近親者のみで執り行ったとし、今後のお別れの会などは未定で、決まり次第、知らせると伝えた。

訃報を受けてXでは、海外のユーザーからも「ドラゴンボールを世に与えてくれてありがとう」「幼少時代の私にとって、あなたは全てだった」「寂しくなる」「彼がいなかったら、今の私はなかった。鳥山明は惜しむべき存在であり、永遠に忘れないだろう」(全て編集部訳)など追悼の声が多く上がった。8日昼時点、アメリカのトレンドランキングでは、「Akira Toriyama」「DRAGON BALL」などが上位に入っている。

ほかに、ドラゴンボール関連のゲーム実況動画で人気を博す、チャンネル登録者98万人超の米YouTuber・SeeReaxさんはXで、「言葉が出ない...現実とは思えない...。私たちの子供時代に魔法をかけてくれた男よ安らかに」(同訳)と追悼した。

大リーグ・ドジャースに移籍した大谷翔平選手の元チームメイトで、日本のアニメ好きで知られるエンゼルスのカルロス・エステベス選手は、インスタグラムのストーリーズを更新。「レジェンドよ、安らかに眠ってください!あなたの作品で長年にわたり、私たちを喜びで満たしてくれてありがとう!」(同訳)とコメントした。

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