胸に100年前のエンブレム!シャルケが「一般人デザイン」の限定ユニを発表 “企業ロゴ無し”のスペシャルな一着

ドイツ2部に所属するシャルケ04は7日、2023-24シーズンの特別ユニフォームを発表した。

このクラシックなデザインのユニフォームは、7日にクラブのオンラインストアで発売されるも瞬く間に完売している。

Schalke 04 2023-24 adidas Limited Edition

シャルケ 2023-24 adidas スペシャルユニフォーム

今回の特別ユニフォームは、18歳から25歳までの若いファンによってデザインが作成されたもので、端的に説明するなら「一般人によってデザインされたユニフォーム」となる。デザインのベースはサポーターのチャントだという。

このプロジェクトは昨年9月に始動し、選ばれたメンバーはキットサプライヤーadidasの本社でデザイン作成についての簡単な研修を受けていたようだ。

通常のスポンサーロゴマークが全て外された今回のユニフォーム。前面右側には、かつてのホームスタジアム「パルクシュタディオン」の照明塔を描く。

クラブは2001年に現在のスタジアム「フェルティンス・アレーナ」の使用を開始しているが、それ以前は陸上トラック付きの「パルクシュタディオン」でホームゲームを開催していた。1974年W杯・西ドイツ大会では3試合の会場として使われたこのスタジアムは、2008年に閉場となっている。

特別デザインのシャツに合わせて、パンツとソックスもスペシャルエディションが登場。パンツにはシャツと同じように、見るからに古いと分かるエンブレムを装着している。

今回の特別ユニフォームは世代を超えたファンのつながりを意識したもので、胸には100年前の1924年に登場した「S04エンブレム」が復活した。

“S04”の3文字で構成するシャルケのエンブレムはシンプルなデザインで有名だが、この原点となるものは1924年に初登場。以来、時代とともにスタイルに若干の変化はあるものの、基本的に“S04”の3文字デザインを使い続けている。

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世代を超えるレトロデザインの特別ユニフォームは、9日にホームで行われるブンデスリーガ2部の第25節パーダーボルン戦で選手が着用する。

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