屋台の広報効果は3.4億円。2023年のテレビ報道84回・新聞報道78回を広告費換算

福岡市における街のアイコンの一つであり、観光資源としても注目を集める『屋台』。屋台がさまざまなメディアで取り上げられたことが、福岡市の調べでわかりました。合わせて、屋台に対する福岡市民や観光客からの支持の高さも明らかになっています。

屋台基本条例10周年の2023年にテレビ報道84回・新聞報道78回

画像提供:福岡市

屋台基本条例の制定10周年、長浜屋台街の復活、屋台DX……。
福岡市経済観光文化局は2月8日、屋台に関する『市民向けアンケート調査』の結果を発表した。

同調査結果によると、2023年1月1日~12月31日の1年間において、屋台に関するテレビ・新聞報道はテレビ84回、新聞78回の計162回を数えた。
そして、テレビ・新聞報道を広告費に換算した『屋台の広報効果(広告価値換算値)』を測定したところ、3.4億円にのぼることを明らかにした。

福岡市経済観光文化局屋台の魅力向上担当では、屋台の広報効果(広告価値換算値)について、次のようなコメントを寄せている。

福岡市経済観光文化局屋台の魅力向上担当

昨年1年間の屋台に関する報道(テレビ、新聞)を広告費に換算した広告価値換算値3.4億円の他にも昨年1月、アメリカの『ニューヨーク・タイムズ』が2023 年版「今年行くべき場所」で発表した世界52カ所の中に、日本では福岡市と盛岡市の2カ所が選ばれ、「福岡は、屋台が並ぶ日本に残る数少ない場所のひとつ」と紹介され、大きな話題となりました。

福岡市を代表する観光資源として、より一層の魅力向上と情報発信に取り組んでいきます。

屋台へ良いイメージは市民74%、観光客93%で過去最高値

今回の市民向けアンケート調査結果によると、屋台に対する『良い』イメージ(「良い」「どちらかといえば良い」の合計)の割合は、市民で74.0%、観光客で93.0%と共に過去最高値だった。

<市民向けアンケート>における屋台の良い点としては、「福岡(博多)らしさがある」(82.1%)を筆頭に「観光客に人気があり、観光で貢献している」(69.5%)、「屋台のある景観が良い」(32.5%)だった。

一方、屋台の問題点としては、「衛生面での問題がある」(63.0%)、「トイレがなく、放尿の問題がある」(50.1%)、「料金が不明瞭」(39.8%)、「屋台周辺での悪臭や道路が汚い」(30.1%)となっている。

福岡市経済観光文化局屋台の魅力向上担当では、屋台に関する市民向けアンケート調査の結果について、次のようなコメントを発表している。

福岡市経済観光文化局屋台の魅力向上担当

全国の屋台の約9割が福岡市にあります。

福岡のシンボルと捉える人が増え、重要な観光資源となっていることが伺えます。

参照サイト

福岡市『屋台の『良い』イメージ 市民・観光客ともに上昇。過去最高値を更新!』
https://www.city.fukuoka.lg.jp/data/open/cnt/3/119738/1/yatai_shiseisurvey.pdf?20240209094459

市民・観光客の屋台に対する評価 過去最高値を更新!
https://fukuoka-leapup.jp/app/wp-content/uploads/2023/11/c1ed723ffcabc79ae74a6f607672c9ab-768×403.jpg

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