【ブンデス第25節プレビュー】日本代表アタッカー対決、浅野ボーフムvs堂安フライブルク

[写真:Getty Images]

前節はチャンピオンズリーグ(CL)ラツィオ戦を控えていたバイエルンがMF堂安フライブルクにドローに持ち込まれた一方、レバークーゼンがケルンをしっかりと退け、両軍の勝ち点差が10に拡大した。残り10試合となって迎える第25節、日本代表アタッカー対決のFW浅野ボーフムvsMF堂安フライブルクが行われる。

15位ボーフム(勝ち点25)は前節、ライプツィヒに1-4と敗戦。先制する展開としたが、FWオペンダ投入後、4分間で3ゴールを一気に許して敗れてしまった。これで2連敗となり、残留圏内ぎりぎりの15位から浮上できずにいる。浅野のゴールで連敗を止められるか。

対する9位フライブルク(勝ち点30)は前節、バイエルンにドロー。DFギュンター、FWホーラーの華麗ゴールで引き分けに持ち込んで見せた。7戦ブンデスリーガでは勝ちがない状況だが、バイエルン戦は善戦し、ELでは堂安が先発した中、ウェストハム相手に先勝。この良い流れをボーフム戦にぶつけ、リーグ戦8試合ぶりの勝利を掴めるか。

前節ケルン戦では早々に10人となった相手にMFフリンポン、MFグリマルドの両翼弾で勝利した首位レバークーゼン(勝ち点64)は、13位ヴォルフスブルク(勝ち点25)と対戦。木曜に行われたELではカラバフ相手に後半追加タイムでの同点弾で公式戦無敗記録を継続した。劇的に記録を維持できた中、初優勝へ邁進したい。

FWテル、MFムシアラにファインゴールが生まれながらもフライブルクに痛いドローに終わってしまった2位バイエルン(勝ち点54)は17位マインツ(勝ち点16)と対戦。ブンデス12連覇がいよいよ厳しくなってきたが、火曜に行われたラツィオ戦ではFWケインとMFミュラーの両主軸のゴールにより快勝とし、逆転でのベスト8進出を果たした。久々の快勝劇でトゥヘル監督のクビがつながった中、下位に沈むマインツにも危なげなく勝利といきたい。

FWギラシーのドッペルパックなどでヴォルフスブルクに逃げ切り勝利とした3位シュツットガルト(勝ち点50)は14位ウニオン・ベルリン(勝ち点25)と対戦。ヴォルフスブルク戦では大半の時間帯で主導権を握って勝利を収めたシュツットガルト。力のあるところを見せ付けた中、3バックの左で先発したDF伊藤も勝利に貢献。ウニオン戦も継続したい。

そして翌水曜にCLのPSV戦を控える4位ドルトムント(勝ち点44)は8位ブレーメン(勝ち点30)と対戦。ドルトムントは前節、ウニオン相手に2-0で勝利。GKマイヤーの好守もあってシャットアウト勝利とした中、PSV戦へ勢いを付けることに加え、来季のCL出場権獲得のためにも連勝しておきたい一戦だ。

最後にDF板倉の12位ボルシアMG(勝ち点26)。ボルシアMGは前節、マインツ相手に追いつく形でのドロー。出場停止明けの板倉は4バックの左センターバックに入ったが、先取点を献上した場面では寄せの甘さが目に付いた。今節も残留を争うことになる16位ケルン(勝ち点17)との対戦となるが、名誉挽回といきたい。

◆ブンデスリーガ第25節
3/8(金)
《28:30》
シュツットガルトvsウニオン・ベルリン

3/9(土)
《23:30》
アウグスブルクvsハイデンハイム
バイエルンvsマインツ
ライプツィヒvsダルムシュタット
ボルシアMGvsケルン
《26:30》
ブレーメンvsドルトムント

3/10(日)
《23:30》
ボーフムvsフライブルク
《25:30》
フランクフルトvsホッフェンハイム
《27:30》
レバークーゼンvsヴォルフスブルク

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