春。気分が高揚する季節の到来ですね。
庭や花壇、プランターでお花を育てて楽しむのはもちろん、美しく咲いた花をカッティングしてお部屋で愛でるのもガーデニングの魅力のひとつです。
今回は、新しい季節を迎えてワクワクする暮らしに寄り添ってくれる、色とりどりの花々を参考価格とともにご紹介します。
※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
【一年草】春ガーデンに咲く花をオシャレな切り花で楽しむ「トルコギキョウ&ハナビシソウ」
トルコギキョウ
- 学名:Eustoma
- 科名:リンドウ科
- 形態: 一年草
- 草丈:20~120cm程度
- 開花期:3~6月ごろ
バリエーション豊かで人気の高さを誇るトルコギキョウ。幾重にも重なったやわらかな花弁がバラを思わせるような八重種や大輪のフリル咲き種など、絢爛豪華なものも豊富です。
スッと伸びた茎に花をつけるので、長めに切って切り花にするのに向いています。まとめて花瓶に挿すと、お部屋の中がとても華やいだ雰囲気になります。
強い霜が降りなくなったらできるだけ早く苗を植えつけて、開花期までに大きな株に育てましょう。植えつけ後はたっぷり水をやり、その後の生長をよくするのがポイントです。
※参考価格:200~500円(3号ポット苗)
ハナビシソウ
- 学名:Eschscholzia californica
- 科名:ケシ科
- 形態: 一年草(原産地では多年草)
- 草丈・樹高:20~60cm程度
- 開花期:4月中旬~6月
輝くような鮮やかなオレンジ色の花がパッと目立つハナビシソウ。公園や公共スペースなどの広い空間にも植えられていて、青空とのコントラストが美しく映えるじゅうたんのようになります。
大きく空を向かうように咲く花は、太陽とともに開き、夕方には閉じる性質があります。忙しいシーズンである春、規則正しい生活をしようと心がけるきっかけをくれそうですね。
育てやすいのですが高温期の多湿に弱いので、日本では一年草として扱われます。水はけと日当たりがよいと、こぼれ種で自然にふえて毎年咲いてくれます。
※参考価格:200~500円(3号ポット苗)
【多年草・一年草】シックでオシャレ!「ラムズイヤー&ホワイトレースフラワー」
ラムズイヤー
- 学名:Stachys byzantina
- 科名:シソ科
- 形態:多年草
- 草丈:30~80cm程度
- 開花期:5月~7月ごろ
白い産毛で覆われた、もふもふした葉が特徴的なラムズイヤー。柔らかな手ざわりで、Lamb's ear(羊の耳)という名なのも納得です。その葉はほのかな香りもします。
ビロードのようなシルバーグリーンの葉と、控えめに咲く薄紫やピンクの小さな花の雰囲気がとてもシック。落ち着いた印象なのでリラックスできる空間の演出にもよいですね。
高温多湿は苦手なので、よく茂る木陰に植えて真夏の陽射しを避けたり、鉢植えの場合は、夏場は半日陰となる涼しい場所に移動させたりするとよいでしょう。
※参考価格:200~600円(3号ポット苗)
ホワイトレースフラワー
- 学名:Ammi majus
- 科名:セリ科
- 形態:一年草
- 草丈・樹高:50~200cm程度
- 開花期:5月~6月ごろ
レースのような純白の花を咲かせるホワイトレースフラワー。清楚で繊細な姿ですが、実は強靭で繁殖力旺盛です。
よく育ち背丈も高くなるため、お庭に植える際には他のお花の引き立て役としてではなく、むしろメインとして郡植すると豪華になります。どんなインテリアにもマッチしやすいので切り花としても大活躍します。
※参考価格:200~500円(3号ポット苗)
【一年草】切り花だけじゃない!ドライフラワーにもぴったり「ニゲラ&ヤグルマギク」
ニゲラ
- 学名:Nigella
- 科名:キンポウゲ科
- 形態:一年草
- 草丈:40~100cm程度
- 開花期:4月~7月ごろ
しげしげ眺めたくなる独特のフォルムを持つニゲラ。花や葉の形だけでなく、花を咲かせたあと黒い種をつける様子も個性的です。
切り花にして飾ればお部屋のアクセントになりますし、種をつける頃に収穫して日陰の風通しのよいところに吊るしておけばドライフラワーとしても楽しめます。実はバニラのような香りがします。
植えつけ後はほったらかしでも大丈夫。見た目の複雑さに反してとても育てやすく、花がら摘みも不要です。
※参考価格:200~500円(3号ポット苗)
ヤグルマギク(一年草セントーレア)
- 学名:Centaurea cyanus
- 科名:キク科
- 形態:一年草
- 草丈:30~100cm程度
- 開花期:12月~7月ごろ
ガーデン素材や切り花としてポピュラーなヤグルマギク。
花弁の先端に切れ込みが入る小さな花を中央から放射状に咲かせる姿が、風を受けてクルクル回る「矢車」に似ているところからそう呼ばれています。
ブルーやピンク、ホワイト、パープル、珍しい黒赤などキレイな色がたくさんあるので選ぶ楽しみも大きな花です。
切り花でフレッシュな色あいを楽しむほか、ドライフラワーにしてもその色合いが残りやすい利点を活かしてナチュラル系リースのアクセントにも。
※参考価格:200~500円(3号ポット苗)
まとめ
お庭や玄関など、太陽の光を受けて風にそよぐ花の姿は格別ですが、たくさんの花が咲いたらぜひそれをお部屋の中にも飾ってみてください。また違った魅力を発見できるはず。
生活のすぐそばに花があると日々の暮らしが華やぐことうけあいです。
切り花を飾ることが習慣になったらインテリアと上手にコーディネートさせて、おうちの外も中も春色に染めてみてくださいね。