県議会総務警察委員会 メガソーラー方針撤回求める請願を採択

県が五條市の広域防災拠点に大規模な太陽光発電施設=メガソーラーなどを整備する方針を示していることをめぐり方針の撤回を求める地元からの請願が県議会の委員会で採択されました。

五條市の広域防災拠点をめぐっては当初2000メートル級の滑走路の整備などが計画されていましたが、山下知事はこれを見直し用地の25ヘクタール以上を使ったメガソーラーや防災ヘリポートなどを整備する方針に転換しました。きょう開かれた県議会の総務警察委員会では五條市長らから提出された請願が取り上げられました。

請願書によりますとメガソーラーは全国的に災害、景観などのトラブルがあるといい整備方針を撤回し用地協力した地権者などの意思を尊重し当初の理念に従って整備することを求めています。委員からは「五條市は奈良県の真ん中にあり大規模防災拠点の整備が必要」といった賛成の意見や「滑走路を整備することは県民の負担になる」といった意見が出されました。

「地元からの要請を非常に重いものと受け止め賛成いたします。」

「地元としてのお気持ちは理解できますが我々としては反対せざるをえない。」

請願は賛成多数で採択され、3月25日の本会議で採決されます。

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