風に苦しんでも「70」 古江彩佳は通算5アンダー

古江彩佳は通算5アンダー(写真は2024年HSBC女子世界選手権)(撮影/村上航)

◇米国女子◇ブルーベイLPGA 2日目(8日)◇鑑湖ブルーベイGC(中国)◇6675yd(パー72)

古江彩佳は日本勢トップの通算5アンダーで予選通過して週末に臨む。

午後組で3アンダーの13位からスタートし、出だし1番でグリーン手前から自分の身長に近いぐらい打ち上げのアプローチをチップインさせてバーディを奪取。5番では約6mのパーパットをねじ込む粘り強さと、好調なショットとパットで前半はボギーなしの4バーディで4つスコアを伸ばした。

しかし、後半インは1バーディ、3ボギー。13番でティショットを左ラフに入れ、18番(パー5)は2打目が左の池ぎりぎりで止まり、足場の悪い3打目は出すだけの4オン2パットで最終的に「70」にとどまった。

古江は中継局WOWOWのインタビューで「一番風の強い前半はまあまあだったんですけど、後半にバーディをとれなくなって(スコアを)崩してしまったのが、残念かな」と一日を振り返った。

1番で“ガチャン”と入ったチップインを「ちょっとラッキー。あれが入ってくれていい流れができた」と言い、ボギーがなかった12番までを「うまく流れを崩さずにパーセーブして、バーディをとるところでとれたかなと思います」と分析。

スコアを落とした終盤を「風の方向が動いて、読みが難しく、16番は(ショットが)うまく乗せられずにボギーだった。18番もドローを打つのに、右からの風が気になって(ショットが)池に絡んでしまった」と残念がった。

それでも上位にいる。「しっかりトップについていけるように頑張りたい」。今季4試合は2試合連続4位で始まり、前週「HSBC女子世界選手権」は最終日を単独首位で迎えて8位に終わった。5試合目も優勝を意識した決勝ラウンドになる。

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