『オール・ライズ 判事ローラ・カーマイケル』シーズン3、3月22日(金)より日本初放送!

スタイリッシュな法廷ドラマ『オール・ライズ 判事ローラ・カーマイケル』の最終となるシーズン3が3月22日(金)よりスーパー!ドラマTV #海外ドラマ☆エンタメにて日本初放送。

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アメリカのドラマにおける不動の人気ジャンルの一つ、法廷もの。『ダメージ』『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』『ナイト・オブ・キリング 失われた記憶』『グッド・ワイフ』『SUITS/スーツ』などの人気ドラマが作られてきた。2019年に始まった『オール・ライズ 判事ローラ・カーマイケル』のタイトルは、判事が入場して開廷する際に廷吏がかける号令「All Rise!(起立!)」から来ている。舞台はロサンゼルスのダウンタウンに位置する、ロサンゼルス郡裁判所。地方検事代理から判事になって間もない黒人女性が主人公だ。

地方検事とは、各郡の検察組織のトップで、各郡に一人しか存在しない。このトップに君臨する地方検事の下にひしめく検察官たちが、地方検事代理と呼ばれる役職だ。英語では、地方検事はDA(District Attorney)、地方検事代理はDDA(Deputy District Attorney)と呼ばれる。アメリカ初のアフリカ系・アジア系女性副大統領となったカマラ・ハリスも、キャリアのスタートはカリフォルニア州アラメダ郡(オークランドのある郡)の地方検事局で、その後サンフランシスコ郡の地方検事局に移り、そこで地方検事にまでキャリアアップしていった。

ロサンゼルス郡の地方検事局に務める地方検事代理の人数は約1000人。それに加え、捜査官が約300人、事務官が約800人所属しており、全米最大の地方検事局となっている。本作には、コンサルティングプロデューサーとして、1992年から2000年までロサンゼルス郡の地方検事を務めたギル・ガーセッティ(前ロサンゼルス市長エリック・ガーセッティの父)が関わっている。

本作は米CBSによりシーズン2で一度は打ち切られるも、人気司会者のオプラ・ウィンフリーが救済。彼女が設立したケーブルTV局OWNによってシーズン3の製作が決定した。シリーズの継続を決めたウィンフリーは、「この作品が大好きなんです。なぜなら、ダイバーシティやインクルージョン(包括性)の本当の意味を、素晴らしいストーリーラインに載せて視聴者に示してくれるからです。このドラマのすべての登場人物がアメリカという国を象徴しています。この番組を救うことができて非常に光栄です」と述べていた。

この最新シーズンのテーマは「新たな船出」。ローラが激戦を繰り広げた中間選挙の結果を待つところから始まる。もちろん今シーズンも、有名アスリートを暴行罪で訴えるインスタグラマー、冤罪、連続殺人犯など、一筋縄ではいかない問題に果敢に切り込んでいくわけだが、ローラの法廷の様子はこれまでとはちょっと違っている。判事助手を務めたネス・ジョンソンや法廷速記者だったサラ・カスティーヨは新たな道を歩むためローラの法廷を去り、この変化は司法補佐のシェリ・カンスキーとローラの関係に大いなる変化をもたらす。

サラは「検事局の被害者支援」という思いやりがあって面倒見の良い性格にぴったりなポジションを選び、一方ネスは私選弁護人として驚くべき実力を発揮。ネスとエイミー・クインの新たなコンビが繰り出す絶妙にコミカルな化学反応にも注目だ。プエルトリコから帰国したエミリー・ロペスはより多くの顧客を救うため、包括的弁護(法的問題の解決において、他分野の専門家とチームを組み、社会や個人の健全性や幸福を重視し、その場限りではない、より健全で持続可能な方法を包括的に提案するアプローチや理念のこと)の道に進む。さらに、反対を押し切り検事局をやめて、公選弁護人になったルーク・ワトキンスとマーク・キャランの法廷での対決も見逃せない。それぞれのキャラクターが自分の信条を貫くために選んだ新たな道が、法廷をあらゆる視点から描く本作の世界観を大きく広げている。

シーズン3のもう一つのキーワードは“リアリティ”。本シーズンで製作総指揮に就いたシモーヌ・ミシックが「OWNに引っ越したことで、これまで以上に夢物語だけではないリアルなストーリーを描けるようになった」と語る通り、本シーズンでは、ローラの法廷での活躍だけでなく、その私生活がリアリティたっぷりに描かれる。前シーズンの最後で、夫のロビンはキャリアを中断して子育てに専念する決断をするが、本シーズンは夫婦関係や蘇る過去の恋愛、裏切りや友情の亀裂など、仕事と家庭のバランスに悩むローラの波乱万丈な私生活はハラハラドキドキの連続。さらに中間選挙で判事の座を危うく失いかけたローラは、正義のために司法制度への挑戦を恐れない自分の信念に疑念を抱くように。リアルな一人の女性として描かれるローラが、いかに自分の居場所を取り戻していくかに注目だ。

アメリカという国の多様性のリアリティに描かれる。アフリカ系アメリカ人のローラやルーク、プエルトリコ系アメリカ人のエミリー、メキシコ系アメリカ人のサラに、韓国系アメリカ人のシェリと、登場人物の文化的背景はまさに“多様”。このシーズンでは、役柄と同じバックグラウンドを持つ役者たちが、キャラクターのストーリーが文化的背景を踏まえて正しく伝わるよう製作陣に意見をした結果が反映されているという。

シーズン3 あらすじ

判事選をカスバートと争ったローラは、負けるかと思われたが、逆転勝利を果たす。復帰早々に担当した裁判は、若者が強盗に入った店の主人を負傷させて昏睡状態にした案件。若者が「事件発生時は未成年だった」と言いだしたことから、少年裁判所に移送すべきか、その確認のため裁判は一時中断に。一方、マークはチョイの後任選びを託されて悩む。エミリーは包括的弁護の道へ進む決意をする。エイミーの事務所で働き始めたネスは、賃金問題で事務所を訴える。

リサが控訴裁判所の判事に指名され、マーシャルが新たにローラの上司となる可能性が浮上。自分を敵視するようなマーシャルの態度に、ローラは懸念を抱く。

『オール・ライズ 判事ローラ・カーマイケル』シーズン3 放送情報

<レギュラー放送>
スーパー!ドラマTVにて字幕版を3月22日(金)22:00より放送。
【字幕版】毎週金曜日22:00~ ほか

<スパドラ!キャッチアップ>
4月15日(月)15:30スタート
【字幕版】月曜日~木曜日15:30~

(海外ドラマNAVI)

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