【終電を逃した!】「タクシーで帰宅」するよりも「24時間サウナに一泊」した方がお得でしょうか?

タクシーで帰宅する場合

今回は、駅から自宅までの距離を30キロメートルと仮定して計算します。

一般社団法人東京都個人タクシー協会の「運賃料金表」によれば、東京23区・武蔵野市・三鷹市の運賃は、以下の通りです。

・距離制運賃の場合:初乗り(1.096キロメートルまで) 500円、加算(255メートルまでを増すごとに) 100円

22~5時までの間は、深夜・早朝割増として、2割増しの料金が適用されるケースが多いようです。

同ホームページによれば、深夜・早朝割増の場合は「距離短縮方式」により、以下のように料金が計算されます。

__●初乗り距離
1096メートル ÷ 1.2 = 913.333メートル
●加算距離
255メートル ÷ 1.2 = 212.5メートル__

以上を踏まえて、30キロメートルの距離を乗車する場合の料金を計算します。

__●初乗り料金
913.333メートルで500円
●加算距離分の料金
残りの2万9086.667メートルは、212.5メートルごとに137回加算されるため、1万3700円__

初乗り料金の500円と合わせて、1万4200円となります。

24時間サウナを利用する場合

次に、24時間サウナを利用する場合の費用です。

24時間サウナの費用相場は、以下の通りです。

・入館料金、入浴料金 平日は2300~2700円、土日祝は2800円

さらに相場として、上記の料金に早朝・深夜の料金が1700~2300円ほどかかります。そのため、平日であれば約4000円、土日祝の場合は5000円ほどになります。タクシーと比べると、いずれも1万円ほどは費用が安く済みます。

もし、タクシーで帰宅する場合の費用が高いと感じたならば、サウナで一泊して、始発を待つ方法をおすすめします。

深夜や早朝は眠気や疲れなどもあり、サウナを楽しむ余裕や身体状況ではないこともあるでしょう。サウナ施設だけではなく、仮眠をとったり、一休みできるインターネットカフェなどの利用も検討しましょう。

インターネットカフェの場合には、さらに費用をおさえられる可能性もあります。

24時間サウナを利用したほうが費用は安い

24時間サウナに一泊したほうが、タクシーでの帰宅よりも、費用が1万円ほど安く済むことが分かりました。

サウナなどの施設も利用できて、休憩もできるため、安く済むことのほかにもメリットがあるともいえるでしょう。

しかし、タクシーの料金や、24時間サウナの料金は、お住まいの地域やそれぞれの施設、またご自宅との距離においても異なります。割増や追加料金についても確認が必要でしょう。

終電に間に合わなかったり、乗り過ごしてしまったりした場合に備えて、あらかじめ周辺地域のタクシーや施設の相場を、確認しておくことをおすすめします。

出典

一般社団法人東京都個人タクシー協会 運賃料金表

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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