中学校卒業を前に地元の名勝「猊鼻渓」で舟下り 美しい景観とともに仲間と思い出づくり 岩手・一関市

岩手県一関市では卒業式を控えた東山中学校の3年生が、中学校生活の締めくくりにと地元の名勝・猊鼻渓で舟下りを体験しました。

この舟下り体験は中学校の卒業を前に生徒たちに改めて地元の良さを感じてもらおうと、げいび観光センターが毎年実施しているものです。
8日は卒業式を翌週に控えた東山中学校の3年生47人が舟に乗り込み、美しい渓谷の風景を楽しみながら、中学校生活の思い出話に花を咲かせていました。
生徒の多くは一関市内の高校に進学しますが、中には仙台市の高校への進学を予定している人もいます。

船頭が「げいび追分」を披露すると、生徒たちはふるさとの唄を胸に刻むように聞き入っていました。

(生徒)
「自分の地元は最高の場所なんだと再確認する事ができました。(別れは)悲しいけど、新しい環境への期待もあります」

岩手県内の中学校の卒業式のピークは13日で、東山中学校の卒業式もこの日に行われます。

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