病因物質はノロウイルス 出雲の集団食中毒 新たに7人、患者数は27人に

ノロウイルス(資料)

 出雲市駅南町の和食居酒屋で発生した集団食中毒で、島根県薬事衛生課は8日、病因物質をノロウイルスと特定したと発表した。利用者7人が新たに下痢や嘔吐(おうと)などの症状を訴え、患者数は27人となった。入院者はおらず、全員が快方に向かっているという。

 同課によると、患者13人のうち10人の便からウイルスが検出された。原因食品は特定できなかった。

 患者はいずれも同店のコース料理として、茶わん蒸しや刺し身、ぶりの照り焼きなどを食べた。同店では2023年7月にも食中毒が発生しており、今月6日から再発防止策が講じられるまで当面の間、営業禁止処分としている。

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