窯元で作られた器でアフタヌーンティーが楽しめる 「民芸」がテーマの新たなカフェが誕生 鳥取駅前活性化に向け新たな魅力を

鳥取駅周辺に新たな魅力が加わります。民芸をテーマにしたカフェが、9日にオープンするのを前に、8日、内覧会が開かれました。

お披露目されたのは、鳥取県鳥取市栄町の「まるもビル」1階に、9日にオープンする民芸カフェ「たくみ珈琲店」です。

民芸とは、陶器や木工品など日用品の中に美しさを見いだすことを言い、店には、民芸品の皿や茶碗、カップなどが並び購入することもできます。

そして…

安松裕一 記者
「この店の醍醐味は、民芸品のカップや器を使って食事ができることなんです」

智頭杉のわっぱに、県内外の窯元で作られた器。

これらに盛られた地元食材を使ったランチに、こちらは、8種類のスイーツと珈琲や紅茶が楽しめるアフタヌーンティーセットです。

椅子やテーブルなど、調度品にもこだわった落ち着いた雰囲気の中で、鳥取の食と文化を堪能することができます。

カフェが面する通りは、鳥取民芸美術館などがあり、通称「民芸館通り」と呼ばれています。

新鳥取駅前地区商店街振興組合が賑わい創出の取り組みを進めていて、「たくみ珈琲店」のオープンもその一環です。

新鳥取駅前地区商店街振興組合 真嶋茂 理事長
「鳥取に来て駅で帰結するのではなく、なんとか中心市街地に人を呼べるような、そういうことも考えていくために、ここが1つのアンテナショップになれば」

文化香る商店街に、また1つ新たな魅力が誕生します。

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