茨城県内で積雪 大子4センチ、下妻2センチ JR各線に乱れ【まとめ】

気象情報

茨城県内は8日、関東地方の東で急速に発達した低気圧や寒気の影響で、県北や県西などで雪やみぞれが降った。水戸地方気象台によると、午前11時までに大子町で4センチ、下妻市で2センチの積雪を観測。降雪の影響とみられる倒竹などでJR各線のダイヤが乱れた。

JR水戸支社によると、水戸線は同日午前7時16分ごろ、羽黒-岩瀬駅間で、線路脇の竹約200本が倒れた。同線は倒竹の撤去や安全確認のため友部-下館駅間の上下線で一時運転を見合わせ、午後0時24分に全線で運転再開した。影響で上下計10本が運休し、同7本が最大で4時間31分遅れた。

水郡線では同8時17分ごろ、常陸大子駅構内で線路切り替え装置に雪が詰まって信号装置が正しく表示されなくなり、除雪や点検作業のため一時運転を見合わせた。上小川-川辺沖駅間の数カ所でも線路脇の竹が倒れた影響で、上下計4本が最大で53分遅れた。

県防災危機管理課によると、県内でスリップ事故や転倒など雪の影響によるけが人の報告はなかった。

同気象台は引き続き、雪による路面の凍結や農作物の被害に注意を呼びかけている。

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