「願い事が叶うんだ」 ドラゴンボールを愛したサッカー界の超スター5名

漫画家の鳥山明氏が今月1日、急性硬膜下血腫により68歳で死去していたことが明らかになった。

数あるヒット作を世に送り出した鳥山氏だが中でも『ドラゴンボール』は特別であろう。その人気は日本を超えて世界へと広がり、主人公の孫悟空が繰り広げる大冒険と強大な敵に立ち向かう姿は、スーパースターになる前のサッカー少年たちをも虜にした。

そこで今回は、ドラゴンボールを愛したサッカー界のスーパースターたちをご紹介しよう。

イヴァン・ラキティッチ

所属クラブ:セビージャ(スペイン)
クロアチア代表:106試合15得点(2007-2020)

バルセロナでも活躍した元クロアチア代表MFイヴァン・ラキティッチ。35歳になった現在は古巣のセビージャでプレーしている。

ラキティッチといえば端正な顔立ちと金髪がトレードマークだが、2015年にその繋がりでスーパーサイヤ人に変身した悟空との比較写真をSNSにアップして大きな話題に。

そうした経緯もあり、同年暮れのクラブワールドカップで来日した際には日本のファンから名前入りの特製フィギュアがプレゼントされた。

その後もInstagramに悟空の写真を投稿するなど“金髪の悟空”に対する思い入れはかなりあるようだ。

ポール・ポグバ

所属クラブ:ユヴェントス(イタリア)
フランス代表:91試合11得点(2013-)

2018年ワールドカップで世界一になったフランス代表MFポール・ポグバ。現在は怪我とドーピング疑惑によって離脱しているが、彼は『ドラゴンボール』とのエピソードが豊富だ。

マンチェスター・ユナイテッド時代に髪を青と金に染めた際(上記画像参照)、「新しい青い髪は、超サイヤ人ブルー」と宣言。また銀髪にした際には「ドラゴンボールのスーパー孫悟空」と豪語した。

さらにゴールセレブレーションとして元同僚のパウロ・ディバラと「フュージョン」のポーズを披露したこともある(ポグバ自らフュージョンだと説明している)。

ちなみにアニメ好きのポグバはドラゴンボール以外にNARUTO(ナルト)も大好きだという。

リオネル・メッシ

所属クラブ:インテル・マイアミ(アメリカ)
アルゼンチン代表:180試合106得点(2005-)

世界最高のフットボーラーであるメッシ。2022年ワールドカップで悲願のトロフィーを掲げた彼は現在アメリカのインテル・マイアミに所属しており、2月にはヴィッセル神戸との試合で来日している。

普段物静かであまり多くの言葉を発しない彼が『ドラゴンボール』との関係を公で語ったことはないが、バルサ時代にあるファッションが話題となった。それがこちら。

ドラゴンボールのキャラクターであるベジータのキャップを被っていたのだ。

カタカナでしっかりと『ベジータ』と書かれているこのキャップは「Capslab」というブランドのようだ。メッシはこのブランドのキャップをよく被っており、ブルマのものを着用したこともある。

ちなみにこの時はメッシ以外に前述のラキティッチとルイス・スアレスもこのブランドの帽子を被っており、ラキティッチは悟空、スアレスは人造人間17号の絵柄が入っていたものを着用していた。

ネイマール

所属クラブ:アル・ヒラル(サウジアラビア)
ブラジル代表:128試合79得点(2010-)

ブラジルが生んだ稀代のスーパースター、ネイマール。ブラジルでは1990年代に『ドラゴンボールZ』が流行していたそうで、1992年生まれであるネイマールもかなりのドラゴンボール好きだ。

ゲーマーとしても有名な彼は自身のゲーミング部屋に神龍(シェンロン)のフィギュアを飾っており、また、彼の背中にはどでかい悟空のタトゥーが彫られている。

タトゥーアーティストのローザ氏によれば、「漫画とスーパーヒーローの大ファンであるネイマールは彼の“人生”であるドラゴンボールの悟空を彫ることにした」とのこと。

ピエール・オーバメヤング

所属クラブ:マルセイユ(フランス)
ガボン代表:74試合30得点(2009-)

ビッグクラブを流浪するガボン代表の快足ストライカーは、かなりガチめのドラゴンボールファンだ。

彼の太ももには、孫悟空とベジータが合体した「ベジット」のタトゥーが彫られており、Nikeのスパイクをドラゴンボール仕様にカスタムしたことも。

またゲームも好きな彼は、水冷式のゲーミングPC内部に神龍(シェンロン)を巻き付けている。

そしてバルセロナ時代、レアル・マドリーとのエル・クラシコで得点を決めた際に「瞬間移動」のポーズを決め(上記画像参照)、試合後のインタビューでは彼はこのように語った。

「ドラゴンボールによって願い事が叶うんだ。知ってるだろ? 僕はゴールを決めて、祖父母や家族のために試合に勝ちたかったのさ」

「日本と恋に落ちた!」日本を満喫する姿が最高だったスター選手たち

多くの少年少女たちに夢を与え、世界のスーパースターさえも魅了したドラゴンボール。鳥山明氏のご冥福をお祈りしたい。

© 株式会社ファッションニュース通信社