「桜は見られない…」がん闘病中の森永卓郎氏の “表情” に寄せられる応援…1月には本誌で「会社にしがみつけ!」と指南

3月7日、経済アナリストの森永卓郎氏が情報番組『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)にVTR出演し、現在の病状について語った。

2023年12月にステージ4の膵臓がんであることを公表、入院して抗がん剤治療を続けてきた森永氏。少し痩せた様子で、白髪まじりの頭に帽子をかぶって登場した。

当初、医師からは「たぶん桜は見られないだろうね」と告げられていたと告白。長男の康平氏も「3月まで生きられるかわからない」と告げられたという。

森永氏は現在、小康状態を保っている。

「今月(3月)5日に造影CTで体の中の映像を撮ったけど、少なくともがんは拡大していない。お医者さんからは『今の治療を続けましょう。あと1~2カ月は少なくとも続けましょう。1カ月ぐらい経つと、がんが小さくなるのか大きくなるのか、結論が出るので』と言われた」

とし、続けて、

「筋力が衰えちゃって、移動するのが難しい。家にこもらないで、カミさんの買い物についていくようにして、少しずつリハビリをしている。(結婚して41年で)初めてちゃんとした夫婦になった感じ」

と照れ笑い。そんな姿に、Xには、視聴者からの応援メッセージがあふれた。

《森永卓郎さん、すい臓がんには負けないで欲しいな》

《無事回復し復帰できることを祈ってます。》

《ミヤネ屋に森永卓郎さんの様子が。。奥様との時間がおしあわせそう。こちらがほっこりさせて貰えた。。小康状態、お声が聞けてよかった ガンちゃんたち縮小してゆくよう祈ろう》

ニュースやワイドショー、さらにはバラエティなど数多くの番組に出演している森永氏。景気や社会政策など難しいテーマをわかりやすく説明するため、幅広い層から支持を得ているのはご存知のとおり。

本誌にもたびたび登場。1月23日号でも「リスキリング(新しいスキルを身につけて、新しい業務や職業に就くこと)」についてこう語っている。

「リスキリングは、中高年の雇用に対する企業の責任放棄です。これまで、日本は終身雇用のなかで、企業が中高年に職業能力の転換教育をしてきました。それが今回、中高年を切りたい会社側に、政府がお墨つきを与えたんです。中高年が根本から職種を変えることなんかできるはずないのに、あたかもできるかのようにメディアが宣伝してるんです」

そして、会社から放り出されそうになっても、「“休まず・遅れず・働かず” で会社にしがみつくことです」と説いた。

政府の真意を、こんなにわかりやすく解説してくれる経済アナリストは稀有な存在だ。森永さん、がんなんかに負けず、頑張って!

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