災害現場で活用される「災害救援車」 日赤に寄贈で贈呈式 これまでに寄贈した車両は能登半島地震被災地にも出動 広島

災害現場で使ってもらおうと、新しい災害救援車を、広島市にあるリサイクル業の会社が日本赤十字社広島県支部に寄贈しました。

岡本幸記者
「今回寄贈された災害救援車はこちら。普通の救急車と違うのは、災害時にも使えるように、この無線が装備されていることです」

広島市安佐北区のリサイクル業、協和鉱業が寄贈した災害救援車は、価格がおよそ1200万円…。

日本赤十字社広島県支部からは、能登半島地震の被災地に、3月末までに救護班などとしてのべ70人が派遣され、救急車などはのべ10台が出動しています。

今回寄贈された災害救援車は、庄原赤十字病院に配備されます。

庄原赤十字病院 中島浩一郎 院長
「本当にこれは当院にとっては、涙がでるほど嬉しい贈り物です」

協和鉱業は2006年、川の氾濫で自社設備が被災した経験から、毎年、災害救援資材や車両を日本赤十字社に寄贈していて、災害救援車は3台目です。

協和鉱業 大野辰彦 社長
「地域の方が喜んでくれるなら、私も困ったことがあるもんですから、困っとる方になんとかしてあげたいという気持ちでね」

それらの車両は、石川県の被災地にも出動し、患者の搬送や、救護班などの移動に活用されているということです。

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