人気女子レスラー、「尻ばっか」投稿者を糾弾...衣装めぐる指摘には反論 「自己表現としてデザインしています」

人気女子プロレスラーでグラビアアイドル・杏ちゃむさんが2024年3月5日、試合中に選手の下半身ばかりを撮影し、SNSに投稿した観客に対し、「尻ばっか撮ってんじゃねぇ」とXで苦言を呈した。

その後、衣装の露出度に対する指摘が寄せられると、「自己表現としてコスチュームはデザインしています」「痴漢されたのはスカートを履いている方が悪い、みたいな感じでしょうか?」などと意見している。

「撮ってもいいけどそれだけあげるのはどうかと思う」

発端となったのは、あるユーザーが5日にXで投稿した写真だ。3日開催の試合に出場した杏ちゃむさんの尻を撮影したものが目立った(現在はアカウント凍結)。

投稿同日、杏ちゃむさんは引用リポストし、「おしり凄いねー そこばっかりすごいねー」と反応。続けて、「尻ばっか撮ってんじゃねぇ」と訴えながら、「撮ってもいいけどそれだけあげるのはどうかと思う。自分で楽しんで。あと最近きてるの知ってるので下の子達にもあの人だよとは教えておきました。以上です」と伝えた。

程なくして、杏ちゃむさんは「え、削除?」「今更消しても全部事前にスクショ済。無駄だよ」と、同一アカウントによる投稿の数々を画像で掲載。なかには、同様のアングルで撮影された他の女子レスラーの写真もあり、「後輩もかわいそうに」「見つけたら本当にマイクで指さして言うからね私」と注意。「一生そのモラルなら会場来るな!」とも訴える。

このような杏ちゃむさんの投稿が一部で報じられると、Xでは、両者に問題があるのではないかとして衣装の露出度に疑問を呈するユーザーも現れた。

杏ちゃむさんは7日に引用リポストし、「少なからず一定数はそういう写真を撮りたい人もいるのは承知です。私たちも自己表現としてコスチュームはデザインしています」と切り出した。続けて、「痴漢されたのはスカートを履いている方が悪い、みたいな感じでしょうか?」と投げかけた上で、次のように理解を求める。

「私は撮っても自分で楽しんで欲しいんです。全ての画像をチェックもできませんし。ただ、みんなが見えるSNSであげるものに対しては大人の対応をして欲しいです」

「限度を超えなければ怒りません」と杏ちゃむさん

杏ちゃむさんは続けて、「私が厳しく言っている方は何度も注意されているにも関わらず、出現場所を変えて繰り返して注意されてはアカウントを消す。という行為を現在訴えられているのにしている」とも主張。「なのでそういう方は会場に来ないで欲しい。ということです。限度を超えなければ怒りませんし、もう来ないで欲しい。までは言いません」と一連の投稿の意図を説明し、「あ、撮りたい人は撮影会へどうぞ!」と呼びかけた。

女子プロレスをめぐっては、女子プロレス団体「ワールド女子プロレス・ディアナ」が1月24日、23年6月5日から始めた選手へのハラスメント行為防止活動として、「所属選手の試合中に性的な部分を強調する画像を撮影し、インターネット上へのアップロードを執拗に繰り返すアカウント発信者」を提訴したとXで発表。

23年6月6日には、女子プロレス団体「スターダム」が公式サイトで、所属選手の写真を性的な目的で撮影、投稿、掲載しないよう呼びかける動きもあった。

© 株式会社ジェイ・キャスト