『勝利の女神:NIKKE』既婚者で子供がすでに2人いる(!?)指揮官、新たに“危険な新婚生活”を始める

『勝利の女神:NIKKE』既婚者で子供がすでに2人いる(!?)指揮官、新たに“危険な新婚生活”を始める

2022年に正式サービスがスマホ向けに開始され、翌年にはPC版も展開した『勝利の女神:NIKKE』。現在2年目に突入し、その人気と活気は今も勢いづいています。

本作は、人類を地下に追いやった「ラプチャー」を倒すため、唯一の対抗手段である少女型ヒューマノイド「ニケ」を率いる「指揮官」となり、数々の激戦に挑むガンガールRPGです。

ポストアポカリプスな世界観は実に過酷で、人類の生存域が地下であるだけに留まらず、常に資源の問題が付きまといます。またニケも、人間の脳が使われているものの、人類と同等の権利は許されておらず、理不尽に使い潰されるような状況もゼロではありません。

こうした厳しい世界で、実戦での功績を背景に、ニケの正当な権利を実現すべく邁進する指揮官(プレイヤーの分身)は、直接の部下である「カウンターズ」所属の3人はもちろん、多数のニケから慕われており、中にはガチ恋勢と言っていいほど熱を上げているニケも存在します。

過酷な世界ながら、時折色恋の影もチラつく指揮官とその周辺。今回は、特に話題となった過去の出来事を振り返りつつ、最新の状況をお届けします。

■指揮官への「ほっぺにキス」で、激しく動揺する部下一同

指揮官に好意を抱くニケの様子は、「面談」や「突発イベント」をはじめ、随所に見られます。基本的には、1対1の対話で描かれる場面が多いのですが、昨年末から今年にかけて行われたイベント「NEW YEAR, NEW SWORD」では、複数のニケが絡み合うプチ騒動が起きました。

ニケとして戦闘行動にも従事しながら、音楽活動にも勤しんでいる「ノイズ」は、年末のライブ中に指揮官(彼女は「プロデューサー」と呼んでいる)に向けて感謝を述べ、多くの観客やカウンターズが見守る中、その気持ちを“頬へのキス”で示しました。

箇所が頬ですしライブ中での出来事なので、観客は演出として受け止めたらしく、特に際立った描写はありませんでした。しかしカウンターズの3人は激しく動揺し、普段は落ち着いているリーダー格の「ラピ」が、すかさず「顔を洗った方がよろしいかと」ほぼノータイムで進言したほどです。

一見冷静そうですが、単なる部下なら特に口を挟む場面ではないはず。嫉妬なのか、ライバル心なのか、その心情までは断言できませんが、何らかの圧を感じざるを得ない即答でした。

また、長年ラピの相棒を続けている「アニス」も、ゲーム内のSNSで「他の子にやられないように、気をつけて逃げて!」「誰かにやられたら」「本当に」「ほんっっっっとうに!!」「めちゃくちゃ落ち込むから!」といったメッセージを(ラピの端末を借りて)送るほど。キスひとつで、年越しもひっくり返るほどの大騒ぎが起こりました。

『勝利の女神:NIKKE』プレイ中の指揮官ならば、どれだけニケに愛されているかは既にご存じでしょうか、未経験の人もこのエピソードだけで十分理解できたことと思います。


■「既婚者で子供ふたり」……部下が語る、指揮官の意外な事実(嘘)

指揮官とニケにまつわる男女の関係性や色恋の片鱗は、メインストーリーにも描かれています。特に最近注目を集めた一幕は、先日実装されたばかりの最新チャプターの中にありました。

資源調査の任務を命じられた指揮官とカウンターズは、支援として加わった3人のニケと共に、現地へ向かいました。その詳細は省きますが、ルート探索の役割を担うニケ「リヴァリン」が、自身のトラウマからとある失敗を侵してしまいます。

前述の通りニケの立場は弱く、リヴァリンが歩んできた道も華々しさとは無縁でした。しかし、指揮官は今回の失敗について叱責はせず、それを踏まえた上で対応を進めていきます。

この指揮官にとってはごく普通の振る舞いですが、周囲の環境に恵まれていないリヴァリンは、失敗に怒りで返さない指揮官の態度に驚き、ほのかな好意が生まれた模様です。

指揮官に興味を抱いたリヴァリンは、「(指揮官は)お、お付き合いされている方とか、いらっしゃったりは…?」と、頬を染めながらラピに訊ねました。その表情から、仕事上の関係を超えた想いを抱いているのが見て取れます。

そんな彼女に対してラピは、「結婚してるわ」「子供が2人」と、一切逡巡せず淀みなく答えます。もちろん、作中の指揮官は「既婚者・子持ち」ではありません。しかし、まるでそれが事実かのように即答するラピには、指揮官(=プレイヤー)も驚かされました。

容赦ない現実(ではないんですが)を突きつけられたリヴァリンは「そんな…!?」と言葉を失うものの、それでも想いは潰えていないらしく、以後もささやかながらアプローチをしかけ、ラピに阻まれていました。

この場合、指揮官であるプレイヤーはどちらを応援したらいいものか。いえ、ここはやはり、作中の指揮官のように、気づかないのが一番なのかもしれません。

■すでに新婚生活(偽)を経験済みだった指揮官

ですが、指揮官の既婚話(偽)は、この時が初めてではありません。経緯や理由は全く異なりますが、新たなニケ「D」の実装と同時に行われたイベント「License to Kill」でも、指揮官に「結婚の(偽)事実」が持ち上がりました。

これは「D」と共に行った潜入捜査の際、「新婚の夫婦」という設定で潜り込んだため。2週間前に結婚したばかりで、仲睦まじい夫婦という“役柄”を演じました。

必然性があっての結婚設定……ですが、普段はトーンが低く、張り詰めた雰囲気を持つDが、“新婚の妻”という立場を明るく朗らかにこなし、「頑張ろうね、あなた」と笑顔を見せる姿は、いい意味でかなりのインパクトを放ちます。その結果、「Dは俺の嫁」と一部のプレイヤーが口にするほど、指揮官とDの(偽)結婚が盛り上がりました。

ちなみに「License to Kill」では、より早く黒幕に近づくため、「妻が妊娠したので、早く金を貯めたい」という噂を流します。あくまで設定の上とはいえ、「Dと新婚」「しかも妊娠」と、かなりパワフルなシチュエーションへと発展しました。とても、カウンターズの面々には聞かせられません。


■新たな“新婚生活(偽)が、幕を開ける──!

美少女が多数登場するソーシャルゲームで、プレイヤーの分身がモテモテになるのは、いわゆる「あるある」のひとつです。しかし、様々な事情があるとはいえ、たびたび“指揮官の既婚話(偽)”が持ち上がるゲームは、割と珍しいかもしれません。

しかも、指揮官の結婚生活(偽)は、また新たな展開を迎えます。3月7日から3月20日にかけ、新イベント「KILL THE LORD」を開催。とある失踪事件を調査するため、Dと指揮官が上層部の集会に潜り込む話が描かれます。

ただしこの集会に参加できるのは、同伴している夫婦のみ。そのため、Dと指揮官の“2度目”の新婚生活が、幕を開ける形となります。果たして今回は、どんな夫婦を演じるのか。産まれる予定(偽)だった子供は、無事に出産されたのか。Dとの新婚気分を味わいたい人は、「KILL THE LORD」の参加をお忘れなく。

ちなみに本イベントに合わせ、Dの別バージョンもプレイアブルキャラクターとして新たに実装されます。クラスは支援型で、武器はスナイパーライフル。新妻感のある黒のワンピースと無骨な銃器の組み合わせに、心が擽られます。

なお、別バージョンのキャラ名は「D:キラーワイフ」。このワイフは、誰にとってのキラーなのか。その想像はあえて膨らませず、新たな妻とのひとときをお楽しみください!


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