ガザ、妊婦6万人栄養不良 保健当局、女性デーで発表

 【エルサレム共同】イスラエル軍とイスラム組織ハマスとの戦闘を巡り、パレスチナ自治区ガザ保健当局のアシュラフ・キドラ報道官は7日、「国際女性デー」に合わせ声明を発表した。「ガザで妊娠している6万人の女性が栄養不良や脱水症状などに苦しんでいる」と強調、即時停戦を改めて訴えた。

 報道官によると、イスラエル軍の攻撃が続き、多数の市民が自宅を追われる中、毎月約5千人の女性が出産している。

 ガザではこれまでに3万800人の死者が確認されているが、報道官は女性の死者が妊婦や母親らを含め約9千人だと明らかにした。

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