ジェンダー平等実現を 鹿児島市で女性県議7人が訴え

ジェンダー平等実現を呼びかける鹿児島県議会の女性議員=8日、鹿児島市

 鹿児島県議会の全女性議員11人でつくる「県議会女性議員懇話会」は8日、鹿児島市の鹿児島中央駅前で国際女性デーをアピールし、ジェンダー平等の実現を呼びかけた。

 鹿児島は女性デーの認知度が低いとして「困りごとのある人が声を上げるきっかけにしたい」(世話人の県民連合・柳誠子議員)と7人が参加。家庭や仕事、生き方などの悩み相談を受けている県男女共同参画センター相談室のチラシを配った。

 それぞれマイクを握り、無所属の岩重仁子議員は「海外と比べて日本は男性が育児をする意識が根付いていない。女性が声を上げることでしか現状は変わらない」、自民の米丸麻希子議員は「女性が選べる職業が限定されている。多様な社会が広がれば、経済も良くなる」と訴えた。

 懇話会は2023年4月の県議選で、女性議員が5人から11人に急増したことを受けて同5月に発足した。男女共同参画社会の実現や女性議員の悩み共有を目的に活動している。

(別カット)ジェンダー平等実現を呼びかける鹿児島県議会の女性議員ら=8日、鹿児島市
ジェンダー平等実現を呼びかける鹿児島県議会の女性議員=8日、鹿児島市

© 株式会社南日本新聞社