兵庫県豊岡市出石振興局であった確定申告相談で作成した2023年分の「所得税及び復興特別所得税の確定申告書」について、1人分を紛失し、2人分を一時、不特定者が閲覧できる状況にしていたと8日、同市が発表した。個人情報が記載されていたが、流出などは確認出来ていないという。
市によると、2月27日午後4時すぎ、男性が相談会場近くで見つけた2部の書類を職員に届け出た。26日に作成した2人分の申告書だった。
作成作業のデータなどから確認すると、落ちていた2人分に加えて、1人分を紛失していたことが判明した。職員の不注意で落とした可能性が高く、紛失分は誤って破棄したとみられるという。
市は対象者に謝罪。いずれも3月1日までに申告を終えたという。(丸山桃奈)