「変わることの第一歩に」Googleと23人の有識者が集めた“検索ワード” 国際女性デーに調べてみてほしい言葉たち

3月8日は国際女性デー

Google Japanは国際女性デーに合わせて、さまざまな分野で活躍する23人の有識者とともに集めた「検索してみてほしいこと」を紹介するキャンペーンを実施。

身の回りにあるジェンダーの問題についてまずは知り、そして考え、話し、「変わる」ことを呼びかけました。

Googleの検索画面

「ビジネス・仕事」「スポーツ」「教育・学問」そして「若い世代と考えたい『身体のことやくらしの課題』」といった4つのテーマをもとに有識者が選んだ検索ワード。

本記事では、その一部をご紹介します。

「ビジネス・仕事」では……

初めは職場環境やキャリア選択、賃金格差などさまざまな課題が山積する「ビジネス・仕事」について。

ジャーナリストの浜田敬子さんが「DEIのEってなに?」、エッセイストの小島慶子さんは「ガラスの崖とガラスの天井何が違う?」などの検索ワードをあげます。

他にも、起業家・タレントの“ゆうこす”こと菅本裕子さんやcreative directorの辻愛沙子さんなどが選んだ検索キーワードも紹介されました。

「教育」や「スポーツ」では…

次のテーマは、子どもや学生時代に受けるジェンダーバイアスなどに影響を与える「教育」。

ホテルプロデューサーの龍崎翔子さんが「大学進学の男女差とは?」、山田進太郎 D&I 財団COOの石倉秀明さんが「『女の子だから』の偏見なくすには」といった検索ワードを提案しました。

3つ目のテーマである「スポーツ」では、元選手がキャンペーンに参加。

元バドミントン日本代表の潮田玲子さんは「アスリートの無月経の影響」、元サッカー選手の下山田志帆さんが「アスリート、男女の賃金格差なぜ?」を検索ワードとしてあげました。

「若い世代と考えたい、『身体のことやくらしの課題』」

最後のテーマは、「若い世代と考えたい、『身体のことやくらしの課題』」。日々の暮らしから将来のことまで、多岐にわたる分野における検索キーワードが示されました。

NPO法人マイフェイス・マイスタイル代表の外川浩子さんは「ルッキズムとどう向き合う?」、NPO法人ピルコン理事長の染矢明日香さんは「アフターピルってどこで買えるの?」といったワードの検索を提案。

他にも、助産師・YouTubeクリエイターの“シオリーヌ”こと大貫詩織さんは「生理の貧困とは」、モデルの益若つばささんは「性的同意はどうやってとるの?」などの検索キーワードがあげました。

「多くの人に知ってほしい」「考え直すことが大切」の声

キャンペーンに参加した有識者は、自身のX(旧Twitter)アカウントを用いて検索ワードについて呼びかけます。

「最近D&IからDE&Iを掲げる企業が増えていますが、EのEquityという概念についてぜひ多くの人に知ってほしいです」(浜田敬子さん

「からだや人生を守るための選択肢に、すぐに安心してたどり着ける未来を願って」(染谷明日香さん

「ジェンダーについてなんとなく“そういうもの”と認識されてきた物事を、一度立ち止まって考え直すことが大切だと感じます」(“シオリーヌ”こと大貫詩織さん

「性的同意アプリというとんでもないものが誕生しそんな時代なのかと驚かされる」「みなさんはどうですか?」(益若つばささん

知ることから変わること「#SearchForChange 」

Google Japanは、公式 SNS アカウントや原宿駅前や丸の内エリアのビルなど都内各所にある屋外広告などを通じて、これらの検索ワードを紹介。

3月8日にはYouTubeを更新し、本キャンペーンについてまとめた動画を投稿しました。

概要欄では以下のように訴えます。

「『知る』ことは、『変わる』ことの第一歩」

「これらの言葉を入り口に、公平な社会についてみんなで考えてみませんか」

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