実写版『リトル・マーメイド』のアリエル役などで知られるハリー・ベイリーは今年1月、恋人でラッパーのDDGとの間に第一子を出産したと報告しました。
ハリーは妊娠を一切明かしておらず、出産後にInstagramで息子の手の写真とともに情報を公開しています。
名前はヘイローくん。「新年が始まったばかりだけど、2023年で最も素晴らしかったのは、息子ができたこと。ヘイロー、この世界へようこそ。世界があなたを知りたくてたまらないみたいよ」と報告しました。
ハリーは3月7日、ハリウッドで活躍する黒人女性を称える「Black Women in Hollywood」を受賞。「妊娠を非公開にしたこと」について、スピーチで次のように語っています。
「私たちはエンターテインメントに携わる黒人女性。スポットライトを浴びるという挑戦を決めたとはいえ、昨今、そのスポットライトはより明るく、より熱く、途切れることなく燃え続けています」
「私はこの8年間、スポットライトから学びました。正直に言うと(会場にいる)皆さんと同様、私もスポットライトに焼かれてしまいました」
『リトル・マーメイド』の主演が決まった2019年、「黒人がアリエルを演じること」について賛否が分かれ 、ハリー・ベイリーは批判にさらされました。
一躍有名人になったハリーは、妊娠が発覚したとき、プライバシーの保護を最優先する決断を下します。
「世の中の状況や、人々が私たちの体に自分の意見を押し付けようとしている現状を考えました。ソーシャルメディア上の誰にも、そして間違いなく地球上の誰にも、私の体をどうすべきか、世界に何を共有すべきか指図されたくありませんでした」
「世界中のすべての女性が、自分の体をどうするか、誰と何を分かち合うか、選ぶ権利を持っています」
「人生で出会った強い女性たちに感謝します。困難を乗り越える力、自信、自主性を示す手本となってくれました」と、スピーチを締めくくりました。